ご挨拶
みなさん、どうも。かず~むです。
我が家では、「BBQ型(バーベキュー型)子育て」と名付けて、親子でいろんなことに挑戦、失敗、改善、成功することを一緒に体験して、子育てしていこうということで、子供たち(長男、次男、長女)と相談しながら、いろんなことにチャレンジしています。

今回は、実践編ということで、我が家の子供(長男、当時中1)と一緒に簿記の試験にチェレンジすることになった時のことを記事にしてみました。これまでの経過は、以下のとおりです。
ちなみにこの記事を書いている現時点では、現在進行形のチャレンジです。



親子で2回の不合格!さて、次の打ち手は?
1月から長男と意を決して(?)勉強を始めた「簿記3級」でしたが、2か月を経過して受けた簿記3級の試験は2人とも惨敗し、その後の再挑戦も不合格だったということで、さすがに勢いだけでは難しい試験と悟った親子。(→ひとまず落ち着こうw)
特に、長男は、中学2年生になりましたが、高校受験の勉強をするまでには少し時間があるし、就職試験などで簿記の取得がこのタイミングで必須という訳でもありません。
その上で、今回の挑戦の目的を、長男ともう1度振り返ってみることにしました。(→ひとまず落ち着こうw)
今回の挑戦のきっかけは、同級生との小さな競争心からでしたが、最終的には「お金」の知識を身に着けるということ。そうであれば、試験の合格も大事だけど、時間をかけてしっかりとした知識を身に着けて合格することはもっと大事だねと。
そして、一度身に着けてしまえば、人から奪われることもないし、勝手に減っていくこともないので、今は、その大事なプロセスだよという説明をしました。
が、長男としては、お正月に支払った簿記の教材代(結構高かった!)を無駄にしないためには、時間をかけてこの勉強時間を楽しもうということで納得しました。(→まあ・・・いいか。)
とにかく、今は、しっかり腰を据えて勉強しようということになりました(→ただ、やっぱり成果物(合格)があるのとないのとでは、全然違うので、やっぱり合格はしたいよねw)。
どう仕掛ける?
と、ここでは終わりません。
ただ、注意点が1つあります。そこは、中学生男子。今回話をしたように綺麗に状況が整理できたとしても、やる気が継続したり維持できるということは、ありません。(→長男よ、一般論だよ、一般論!)
毎日コツコツと勉強するというのは、あまり得意ではありません(→長男よ、遺伝だよ、遺伝!)
大人でも腰を据えて勉強するというのは、頭で分かっていても、なかなか忙しかったり、飽きてきたり、やる気がなくなったりするもので、なかなかうまくいかないことの方が多くはないでしょうか。(→私だけでしょうか?)
そこで、持続して学習するために、長男の刺激になる何か仕掛けが必要だなと考えることました。「頑張ろうぜ。」「やる気を出していこうぜ」を言い続けることも大事だと思いましたが、やる気は環境に左右されるし、このような言葉の鮮度も落ちているので、もっと違う、精神的に刺さるものでかつ、言葉ではないものを探しました。
今回の長男の行動のきっかけは、「友人との競争心」。そして目の前には「前回の私の点数(あと少しで合格)」。
あ!これでいこう!
そうだ、先に合格してやろう
親が先に合格してしまえば、小さな競争心に火がついて、やる気が出るんじゃないかと思い、親である私が先に合格してやろうと思いました。
それから長男と一緒に勉強するのに加え、日々の隙間時間を利用して、簿記の勉強をしました。時には、横でスマホゲームをしているサラリーマンを横目に見ながら、こちらは、仕訳を書いた単語カードの問題を繰り返し解いていました(→単語カード・・・ここでまた君と会うとは!?)。
周りが勉強していなくて自分が勉強するというのは、なんだか辛い感じをするのですが、長男への仕掛けだと思うと楽しくなってきました。おそらく仕掛けというより「いたずら」に近かったんだと思います(笑)。
そして、受験準備が整ったと思ったところで、長男に、私が受験を考えていることを知らせました。そうすると、「おいおい、なんだい受験するのかい。だぶん厳しいと思うが、まあ受けてみたまえ。」と馬鹿にされながら?も、先に受験することについては了承してもらえたので、受験することにしました。(→なぜか、大泉洋さんのモノマネでした。)
ちなみに、ここで長男が、一緒に受験したいと言ってくれば、受験を待とうと思っていましたが、意外とあっさり先に受験することについて了承を得たので、さらっと会話は終わりました。
そして見事!合格!・・・そして長男の反応は?
そして、先週の木曜日にネット試験を受験してきました。今回もパソコン教室のブースで受けるCBT試験という形式の試験でした。手軽に受験できるところがCBT試験のいいところです。前回とは違い平日の昼間だったので、比較的空いていてスムーズでした。
長男に言った手前、今回は「親の本気」を見せないといけないなと思い、これまでの受験の中で1、2の真剣度で乗り込みました。おそらく女子高生と思われる人と目が遭いましたが、目つきを見て「やばいひと」認定されたと思います(笑)(→仕方ない。こちらは真剣勝負なんだから!)
問題は、これまでの形式と同じで今回は時間も余裕があり、見直しまでできました。感触としては、合格できたんじゃないかという思いがありましたが、合否が分かるボタンをクリックするときには、少し手が震えていました。そして結果は・・・。
見事合格!!(→ちなみにギリギリでしたが。)
一気に肩の力が抜けました。。。合格すると自分の成績にQRコードが記載されていて、それを読み込むと合格証がPDFで取り込める仕組になっているようです(→思ったよりペーパーレス!)
そして、帰宅し、真っ先に長男に見せたところ、「わ、すげー。なんで合格できたの?」とびっくりしていました。
さあ、いたずら・・・いや仕掛けは、ここからが本番です。
転んだあとの立ち上がり方を伝える。
前回の試験結果を受けて、私なりの分析をしたことを説明しました。
前回ダメだった単元がここで、こういう間違いをしていた。前回は試験時間も足りなかった。そこで、自分なりに考えて、これだけの時間をかけて、こういった対策をした、電車の中で単語帳を使って、仕訳の練習もした。前回に比べてこれだけ点数が上がって合格できたということを細かく説明しました。
そこは、本気モードで説明しました。ここでしっかり伝えることで、長男と共有できると思ったので、真剣に説明しました。子供を子供扱いするのではなく、あくまで受験生同士ということで、真剣に改善方法を伝えました。こういった厳しさというか真剣さも時には大事だなと思いました。
一緒の試験を受けた者同士の言葉だからこそ理解が進むというのはあるようで、長男も真剣に話を聞いてくれていました。
親子で同じ目標に挑戦を共有しているからこそ、通常の親子の会話とは異なるレベルで共有できたのではないかなと思います。
そして、今回、私が合格したことで、転んだ(失敗した)後の、失敗の生かし方や立ち上がり方を伝えることができたのかなと思っています。
なんでも一緒がいいという訳ではない
BBQ型子育ては、親子で一緒にやってみる!ということがメインだったので、今回も一緒に受験できる状態まで待つということも考えられましたが、手加減をして結果を揃えるのは違うなと。
BBQだって、毎回、同じタイミングで必ずお肉や野菜が焼けるとは限りませんよね。こっちの野菜は焼けたからそっち手伝うよということになりますよね。
BBQ型子育てといっても、いつも結果まで一緒に揃えなければないないということではないことに今回の受験を通じて気が付きました。無理に結果を揃えるために、どちらかが手加減をすることは子供に対して失礼なような気がしました。
そこで、一緒に「全力」で挑戦する。
そして、親が先に成功できたのであれば、挑戦中の子供に成功に至るまでの道筋を子供と共有して、子供に失敗から成功まで寄り添うというのが大事なんだと思いました。また、その逆もしかり。
親子がともに「全力」で挑戦して、同時に目的が達成できれば、最高の成功だし、もし同時に達成できなくても、片方の成功体験を共有することで、もう片方の役に立ち、結果として成功に近づくように思います。
と、いうことで、もちろん、私は合格しましたが、まだまだ我が家の挑戦は、道半ばです。今日も長男との簿記の勉強は続きます。
今回は、以上で~す。最後までお読みいただきありがとうございました。
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