はじめに
スーパーマーケットや公園など、あらゆるところで2歳前後の子どもが、「ママ〜」「イヤだー」と叫びながら怒ったり、泣いたりする子どもを見かけないでしょうか?
自分の家族や身近で心当たりありますよね。
ショッピングセンターでついつい、甘やかしてガチャガチャなどの玩具やお菓子などを買ってしまったり、ゲームセンターでお金を使ってしまいます。
イヤイヤ期の子どもを育てるには、労力もかかるし、お金もかかります。
そんなイヤイヤ期の子どもをできるだけお金をかけずに上手に育児する方法を紹介します。
子どものイヤイヤ期(第一次反抗期)とは?
一般的には、子どものイヤイヤ期とは、子どもが成長する過程で脳の前頭前野の機能の発達に伴い、「自分はこうしたい」という自己主張が強くなる2歳前後の時期のことです。
まだ、言葉で十分にパパ・ママに思いを伝えることが出来なかったり、体をうまくコントロール出来ないことで、気持ちを制御できずにイライラして怒ったり、泣いたりしてしまいます。
個人差がありますが、人によっては4歳前後の時期にも発症することもあり、周囲の世界を理解した上で思い通りにならない場合、泣き叫んだり、怒ったりします。
いずれにせよ、イヤイヤ期は、一時的なものです。
パパ・ママから見れば、脅威ですが、子どもにとってイヤイヤ期は成長するための大事なプロセスです。
イヤイヤ期の子どもと上手に付き合いながら、できるだけお金をかけない子育ての方法を一緒に考えましょう。
子育てにかかる費用とは?小学校に入学するまでの平均は?
小学校までの「子育てにかかる費用」を紹介します。
一般的に子育てにかかる費用には、学校の授業料や塾・習い事など教育に関連した「教育費」とそれ以外の生活にかかるすべての費用「養育費」があります。
この「教育費」と「養育費」の合計が「子育てにかかる費用」とされてます。
最近では、子どもが生まれてから大学を卒業するまでにかかる費用は、地域にもよりますが子供1人あたり「約2,900万~4,500万円」とされています。
その中で小学校入学まで、1年あたり平均1,029,888円かかるとされ、6年間の合計は6,179,325円かかります。
「教育費」と「養育費」でイヤイヤ期の子育てにかかる費用の節約方法を検討してみましょう。
表.未就学児にかかる子育てにかかる費用の種類と金額(平均)
(出典:平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版(PDF): 子ども・子育て本部 – 内閣府)http://www3.keizaireport.com/report.php/RID/114087/
子育てに必要なお金と節約できるお金
子育てにかかる費用には、節約できない必要なお金と節約できるお金があります。
子育てにかかる費用で「教育費」と「養育費」があることを紹介しましたが、節約するべきはどっちでしょうか?
「教育費」と「養育費」の例で内容を確認してみましょう。
表.教育費と養育費の具体例
(出典:平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版(PDF): 子ども・子育て本部 – 内閣府)http://www3.keizaireport.com/report.php/RID/114087/
答えは一目瞭然で「教育費」は必要なお金、「養育費」の方が節約可能なお金になります。
節約しやすい項目をさらにピックアップしたいと思います。
「養育費」の中でも医療費、保育費、お祝い行事関係費などは節約困難です。
また、基本的にイヤイヤ期の子どもには、携帯電話やお小遣いは自己管理できないので不要です。
節約しやすい項目は、残りの衣類、食費、生活用品費、子どものための預貯金・保険、レジャー・旅行費などです。
イヤイヤ期の子どもにできるだけお金をかけずに節約する方法
イヤイヤ期の子どもをできるだけお金をかけずに節約する方法を具体的に検討してみましょう。
子どもの衣類での節約
子どもの服は、子どもの成長が早いのでワンシーズンだけしか着ることがほとんどです。
親戚や友人などがいれば、古着を貰えば、一番お金がかかりません。
しかし、子どもたちも自分たちで着たい服があるので全部というわけにはいきません。
ブランド品を買って、メルカリで売る方法などもありますが、単価の安い西松屋での購入などもおすすめです。
子ども専門のお店で種類も豊富でデパートやショッピングセンターに比べて単価も非常に安く、抑えられています。
西松屋での購入のおすすめは、服の値段だけでなく、イヤイヤ期の子どもとのショッピングでも子連れに優しい店内の配置になっています。
棚と棚の間が広く設けてあり、店内走り回ってはいけませんが、多少、子どもがちょっと走ったぐらいでは、他のお客様に迷惑が掛からないほど広いです。
基本的にBGMなどもなく、寝ている子どもにストレスの掛からない様に配慮もされてます。
イヤイヤ期の子どもにストレスをかけない点でもプライスレスでリーズナブルです。
食費・生活用品費での節約
イヤイヤ期の子どもと一緒に買い物に行くと、毎回のようにお菓子やおもちゃをねだられるというご家庭が多いと思います。
冒頭でもお話ししたショッピングセンターでのガチャポンやクレーンゲーム、お菓子コーナーなどは、計画的な金額を決めた利用以外は、できる限り近づかない、もしくは別のことで気を引くことが大切です。
不用意に近づいてしまうと、子どもの機嫌を損ねたり、お金や時間を浪費してしまうからです。
子どものおやつに関しては、「ご褒美として与える」「おやつの時間を決めて習慣にする」「手の届くところにおやつを置かない」などのルールを決めることが大切です。
また、おやつをお出かけ時やご飯完食時のご褒美として有効活用して使えば、子どものモチベーションを上げることができ、結果的には、時間の節約、「時は金なり!」というようにフードロスやお金の節約に繋がります。
おもちゃに関しては、基本的にクリスマスや誕生日など特別な日に購入すると決めておきます。
決めておけば、買ったおもちゃを大事にするし、パパ・ママのお金が無限にないことを教えるための子どものお金の教育として役に立ちます。
子どものための預貯金・保険での節約、資産運用
基本的に子育て費用は、計画的な貯蓄がおすすめです。
子育て世代への支援で児童手当がもらえるので、高金利のネット銀行で積み立てておくか、取引手数料の安い証券会社でNISA口座を開設して運用することがおすすめです。
ソニー銀行では、外貨預金をはじめ、住宅ローン、投資信託、カードローンなど幅広く、取り扱っています。
また、グループでソニー生命(生命保険、学資保険)、ソニー損保(自動車保険・医療保険)などもあり、ライフプランをサポートします。
ソニー生命保険 | オーダーメイドの生命保険 (sonylife.co.jp)
また、以下の証券では、株式・投資信託・米国株・先物・FXなど 豊富な投資サービスを取り扱っていており、取引手数料も格安です。口座開設は最短で5分でできるので、興味のある方は、以下からご検討ください。
既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、2024年1月より新NISA制度が開始されました。
購入した金融商品から得られる利益が非課税になるNISAが一本化され、「つみたて投資枠」+「成長投資枠」が併用可能です。
年間投資上限額が最大360万円まで拡充され、非課税の期間も無期限になっています。
ATMで引き出し手数料が掛かっている場合や低金利で銀行に預けているだけの方は、この機会に節約や保険の見直し、資産運用などを検討してみましょう。
家族レジャー・旅行費での節約
イヤイヤ期の子どもとのレジャーは、敬遠しがちですが、外部の刺激を受けることは、子どもの成長にとって大切です。
天気が良いのであれば、コスパの安い公園や公共施設巡りがおすすめです。
近くの同じ小さな公園ばかりでは、子どもや大人もマンネリ化して刺激が少なくなってしまいます。
逆に観光名所では、駐車場料金、入場料、施設使用料、食事といろいろ掛かり、すぐに金額が高くなってしまいます。
したがって、コスパの安い様々な公園や施設を巡ることで子どもの成長や感受性を高めましょう。
家族でのレジャー・旅行費での節約は、宿泊費や交通費はもちろんですが、食事も可能な限り、外食を抑えることも大切です。
近場のレジャーであれば、極力、家で食事を済ませて外出したり、買っておいたおやつを持参してうまく節約できます。
旅行費などの節約では、宿泊やレジャーの節約方法として、ベネッセ・イオンカード(WAON一体型)のイオンカードがおすすめです。
年会費無料でベネッセクラブオフを利用することで宿泊やレジャーなどが優待価格で利用できます。
ベネッセ・イオンカード(WAON一体型) | イオンカード 暮らしのマネーサイト (aeon.co.jp)
また、保育園・幼稚園などで貰える割引チケットなどがあれば、有効に活用しましょう。
子育てで使える助成金や給付金などの制度
子育てで使える助成金や給付金などの制度について紹介したいと思います。
イヤイヤ期の子どもを持つパパ・ママにとっては、朗報かもしれません。
政府が掲げる「異次元の少子化対策」で児童手当や給付金など、2024年12月に子育て世代への支援の拡充が行われています。
児童手当では、2024年12月支給分から18歳(高校生)まで拡大され、所得制限なども撤廃され、全てのこども・子育て世代対象となる予定です。
(出典:首相官邸ページ こども・子育て政策|岸田内閣主要政策|首相官邸ホームページ (kantei.go.jp))
児童手当は月額10,000〜15,000円と少なそうに見えますが小学校入学までの6年間では、合計90,0000円となります。
(15,000円/月額×12ヶ月×3年+10,000円/月額×12ヶ月×3年=900,000円)
その他にも幼児教育・保育の無償化、子ども医療費助成、高等学校等就学支援金、子育て世帯生活支援特別給付金(低所得者の子育て世代のみ)などの政府の支援制度があります。
実は、イヤイヤ期の子どもを持つパパ・ママにとっては、お金を蓄えるチャンスです。
子育てで使える助成金や給付金などの制度を有効に活用しましょう。
まとめ
イヤイヤ期の子どもにできるだけお金をかけない子育て方法について解説してきましたが、いかがでしょうか?
イヤイヤ期の子ども・パパ・ママも含めてストレスにならない範囲で節約できるところは節約し、将来に向けて児童手当などを計画的に貯蓄したり、資産運用を行うことが大切です。
2歳前後はイヤイヤ期であると同時に、3歳〜6歳はプレゴールデンエイジ期とも呼ばれていて脳をはじめとする神経回路が著しく発達する大切な時期でもあります。
養育費の食事では、栄養のあるものを食べさせてあげたり、習い事などの教育費は、むしろ、お金をかけるべきところです。
イヤイヤ期の子どもと信頼関係を築きながら上手にお金を節約しましょう。
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