投資を始めたいけど、失敗しないか心配??
投資で損をした人は、どんなところで失敗してるの?
こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
投資は単なる数字のゲームではなく、感情や心理、それに基づく行動が大きく影響します。
特に初心者にとっては、各場面でのメンタル管理が成功の鍵となります。
筆者も株式投資歴約10年ですが数多くの苦い失敗を経験しました。
そこで学んだことは・・・
投資には「必勝法はないが、必敗法はある!」
自分の過去の株式投資の失敗を振り返ると各場面での「ある共通点」がありました。
この記事では、そこで、筆者の経験をもとに、「これをやると絶対に勝てない必敗法」と「それを避けるための対策」をご紹介します。
投資はくれぐれも自己責任でお願いします。
必敗法①(準備段階)目標が定まっていない
投資をするということは、何かしら資産を増やしたいはずです。
しかし、いつまでに、どんな目的で、いくら増やしたいのか、が不明瞭な人が多いのが現状です。
このような状況だと、ゴールが見えないので、必要以上に利益を追い求めることになり失敗します。
筆者は、投資を開始して間もないころ、何となく投資を開始してしまい、とにかくお金を多く投じることしか頭になく、子供の教育資金にまで投資に回してしまっていました。
対策として、「何のために投資するのか」「いつまでにいくら必要なのか」をマインドマップなどを利用して自分の考えを整理して、自分の計画を整理することが大切です。
そして、その際は可能な限り具体的な数字で考えることが大切です。
必敗法2 (購入段階)情報を鵜呑みにする
今はSNSなどを通じていろいろな投資情報が出回っています。
しかし、発信などを鵜呑みにして銘柄を選ぶのはNG!
特に購入時には、感情に流されて焦って購入してしまいがちです。
多くの投資初心者の方々は、周囲の人々が株を買っているのを見て焦って購入を決めてしまいます。
筆者もニュースやSNSで話題になっている銘柄に飛びつくことが多く、その結果、高値掴みをしてしまい後悔したことが何度もありました。
対策としては、購入前にしっかりとしたリサーチと計画を立て、自分の投資基準を設定すること。
市場のトレンドや企業の業績や将来性などを調査して、自分の投資戦略に基づいた判断を行うことが重要です。
その際、簿記などの知識が役立ちます。
一度に大きな金額を投資するのではなく、複数回に分けて投資することでリスクを分散させることもできます。
必敗法3 (値上がり時)過信して購入する
投資が上手くいっているときに過信して、さらに追加購入をするのは危険です。
市場の状況は常に変動するため、一時的な成功に惑わされてしまうと、後で大きな損失を被る可能性があります。
特に、バブルのような過熱感のある市場では、過信が大きなリスクとなります。
筆者も保有している銘柄が値上がりし含み益が増えているのを見て「もっと欲しい!もっと儲けたい!」と感情に揺さぶられ追加購入し、その後直後にナイアガラ(急落)を食らったことがあります。
対策としては、利益確定の基準を持つことが大切です。
値上がりで含み益が出ていても、単なる含み益。利益を確定するまでは【単なる数字】です。
事前に利益確定の目標を設定し、含み益に惑わされることなく、その目標に達したら売却を考えましょう。
例えば、投資額の20%の利益が出たら売却するなど、自分のルールを決めておくと良いでしょう。
また、成功したときこそ冷静さを保ち、感情に左右されないように心掛けます。市場の動きを客観的に分析し、追加購入する場合も慎重に行動しましょう。
必敗法4 (値下がり時)パニック売りをする
値下がり時には、パニックに陥り、焦って売却してしまうと損失を確定させてしまう人も多いです。
このような行動は、感情に支配された結果として多くの投資家が犯すミスです。
特に、大きなニュースや市場全体の下落が起きたときこそ、冷静な判断が求められます。
筆者もコロナショックの際には、狼狽(ろうばい)して一部の株式を売却してしまいました。
その後、株価は急回復・・・後悔先に立たず状態でした。
対策としては、事前にリスク管理をしておくこと。
具体的には、例えば、「株価が半額になったら?」「為替が●円になったら?」などとシミュレーションをし、投資する前にリスクを評価し、損失が出た場合の対応を計画しておきます。
また、損切りラインを設定し、計画通りに行動することで、感情に左右されずに冷静に対処できます。
例えば、購入価格から10%下がったら売却するなど、具体的なルールを設定しましょう。
市場の歴史を学ぶことも大切。
市場は常に上下するものであり、一時的な下落に過度に反応しないことが重要です。過去のデータを参考にし、長期的な視点で投資を考えることで、冷静な判断を維持できます。
例えば、リーマンショック後の回復を知ることで、一時的な下落に対する耐性がつきます。
また、暴落時は格好の買い場であることも忘れてはいけません。
暴落時に買い物ができるよう予備資金を準備しておくことが大切です。
必敗法5 (売却時)欲張って売り時を逃す
値上がりした後にもっと利益を得ようと欲張ったり、値下がりした際には回復するんじゃないかとズルズル保有しつづけ売り時を逃してしまうのもよくあるミスです。
最終的に価格が下がり、利益を逃してしまうことがあります。
特に、株価が急騰しているときには、さらなる上昇を期待してしまうことが多いです。
筆者も「もっと上がるんじゃないか」と過度に期待し、その後、株価がズルズル後退・・・結局、当初の売却時と比較して15%くらい下落したタイミングで売却する羽目になりました。
対策としては、事前に目標価格を設定し、その価格に達したら機械的に(感情を入れずに)売却することが大切です。
目標に達したら躊躇せず、計画通りに行動しましょう。例えば、2倍になったら売却するなど、自分なりのルールを決めておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
新NISAも始まり、1億人総投資家時代が到来しています。
楽して儲ける方法はないのは、投資も同じ。
誰かに言われたまま購入する、何となく購入するというスタンスで成功することはありません。
成功するためには、自分自身の感情をコントロールし、計画的に行動することが求められます。
常に市場の動向を注視し、自分の投資スタイルに合ったメンタル管理を実践することが重要です。
ただ、私のような投資メンタルが脆弱な投資家には、一喜一憂する機会の少ないインデックス投資(コツコツ積立投資)が、やっぱりおすすめなのかもしれません。
筆者の「必敗法」がみなさんの参考になれば嬉しいです。
おまけ
筆者は、家庭内での金融教育を進めています。
このたび、当サイトから子供へのお金の教育について実践した模様を電子書籍(kindle版)にして出版しました!その書籍がこちらです!
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我が家で行った家庭内起業の模様をまとめたものです。お子さんのマネーリテラシーを向上させたい方は必見です。
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今回は、以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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