【実録】水を掛けられても罵倒されてもなってはいけない「保証人」についてご紹介!

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お金の勉強
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「保証人くらい大丈夫」その考え本当に危険です!

 

友人から保証人を頼まれたんだけど、保証人くらいなっても大丈夫?

親族から連帯保証人になってくれと頼まれたけど、保証人と何が違うの?

 

会社から身元保証人を求められたけど、どういう意味?

入院するときにまで保証人が必要ってどういうこと?

こんなお悩みの方も多いのではないでしょうか。

我が家の家訓の1つ、それは「他人の保証人にはなるな!」です。

保証人を軽い気持ちで引き受けてしまうと、一生後悔することになるかもしれません。

実際に、私の周りにも、保証人・連帯保証人・身元保証人 になったことで、多額の借金を背負ったり、家族関係が壊れたりした人がいます。

かくいう私の元にも、保証人になってくれと親族が訪れ、断るとその場にあったコップの水をかけられ「薄情者!お前なんか親戚でもなんでもないわ!」と罵倒されたことがありました(笑)

しかし私は、保証人になった人たちの「恐ろしい体験」を知っていたため、決して水をかけられようが罵倒されようが、保証人になりませんでした。

そして、その親戚は後日、自己破産・・・。

あのとき、保証人になっていたら今頃、こんな悠長に記事を書いているようなことはできなかったでしょう。

そこで、本記事では、私の知人や友人の「保証人の恐ろしい実体験」を交えながら、 保証のこわさやどうしても保証が必要なときの手段を紹介します。

保証人トラブルを未然に防ぐためにも、ぜひ最後までお読みください。

そもそも、なぜ契約に保証人が必要なのか?

「なぜ、お金を借りるときや賃貸や、就職で保証人が必要なの?」と疑問に思ったことはありませんか?

保証人制度はひとことでいうと、契約のリスクを減らすために存在します。

もし契約者が支払いを滞納したり、契約違反をした場合、保証人が責任を負う仕組みになっているのです。

例えば、住宅ローンなどの場合には、その物件に「抵当権」がメジャーですよね。

返済が困難になった場合に、物件を競売にかけて売却し、その代金から弁済を受けることができる権利です。これは返済を「モノ」で担保する(保険をかけておく)パターンです。

これに対して、保証は「ヒト」で担保するイメージです。

返せなくなったら他のヒトに支払ってもらう、それを事前に約束しておくということです。

貸すということは一定リスク(返ってこないかもしれないという不確実性)を伴います。

そのため、リスクを軽減したり回避したりするために保証人が必要とされます。

知っていますか?|保証人の種類と責任の違い

保証人と一言で言っても、実は大きく2つの種類があります。

万が一、保証人になる場合にはよーく契約書を見て、どちらにあたるのかが大切です。

保証人と連帯保証人

ひとくちに「保証」といっても実は、主に2種類の保証があります。

保証人と「連帯」保証人です。

それぞれの特徴は以下のとおりです。

【保証人】→ 契約者が支払えないときに請求される。契約者が破産したらその後の責任はなくなる

【連帯保証人】→ 契約者を飛ばして請求することが可能。契約者が破産しても責任はなくならない。

保証と連帯保証の違いが分かる会話例(関西弁バージョン)

例えば、私がAさんの保証人をしていたとしましょう。貸金業者とのやりとりはこんなイメージになります。(関西弁のほうがリアルかなと思いますので笑)

保証の場合

貸金業者「すんまへん、Aさんの保証人になってまんな」

   私「はい」

貸金業者「Aさんが先週期限でしたんやけど、支払ってくれまへんねや」

   私「はい、それで?」

貸金業者「あなた、保証人でっしゃろ?支払ってくださいな」

   私「いや、私はただの保証人ですから、まずは、Aさんを探して請求  してくださいな。ほんで、もし返せないっちゅーことでしたら、お支払しますがな。ちゃんと請求したという証拠も見せて下さいな。」

貸金業者「・・・」

連帯保証の場合

貸金業者「すんまへん、Aさんの保証人になってまんな」

   私「はい」

貸金業者「Aさんが先週期限でしたんやけど、支払ってくれまへんねや」

   私「はい、それで?」

貸金業者「あなた、保証人でっしゃろ?支払ってくださいな」

   私「いや、私はただの保証人ですから、まずはAさんを探して・・・」

貸金業者「何をゆうとんねん!あんたは連帯保証人でっせ。Aさんがどないなっても、あなたにも請求することができるんですわ。はよ、払ってください。」

   私「そ・そんな・・・あほな。」

いかがでしたでしょうか。ちょっと誇張した関西弁でしたが(笑)

このように連帯保証人は、ほぼほぼ本人と同じような位置づけとなります。

保証が求められるケース

では、実際は、どんな場面で保証が求められるのでしょうか。

保証人は、多くの場合で3つのケースで求められます。

賃貸契約(家賃未払いのリスク)

賃貸物件を借りる際、家主は 「この人は本当に家賃を払えるのか?」 を心配します。もし滞納された場合、回収できなくなるリスクがあるため、保証人をつけるのが一般的です。

ローンや借入(金融機関の貸し倒れリスク)

銀行や消費者金融は、貸したお金を確実に回収するために保証人を求めます。特に事業資金や住宅ローンでは 連帯保証人を求められることが多く、借金が保証人に降りかかるリスクが高いです。

就職や病院などの身元保証(企業や病院のリスク管理)

会社は 従業員が問題を起こした場合の補償 を確保するため、身元保証人を求めます。従業員が会社のお金を横領したり、契約違反をした場合、身元保証人に損害賠償請求が行くこともあるのです。

また、病院でも入院費や患者が病院の設備などを損傷した場合に備えて保証人を要求することがあります。

【実録】保証人・連帯保証人・身元保証人|

「保証人になるだけなら大丈夫」「友人や家族のためだから断れない」 そんな軽い気持ちで保証人になった結果、大きなトラブルに巻き込まれた体験談を紹介します。

連帯保証人になり親族の事業失敗で2000万円の借金を背負う!

私の友人の話です。

「兄が起業する際に『銀行融資の連帯保証人になってほしい』と頼まれました。親が『家族だから助けてやれ』と言うので断れずサインしたそうです。

保証人だから兄が支払ってくれさえすれば請求が自分に来ることないので大丈夫と思っていましたが、2年後、事業が失敗し、 2000万円の借金が降りかかることに!

結果的に、自己破産してしまいました。

賃貸契約の保証人 → 友人が家賃を滞納し、100万円の請求が!

私の親戚の話です。

「親友が『家を借りるのに保証人が必要だからお願い』と言ってきました。賃貸の際の保証人は契約の補助をしているイメージで名前だけ貸せばいいと思っていたそうです。

親友だったこともあり、信頼していたので断れず、保証人になりましたが、数ヶ月後に親友は荷物ごとトンズラ・・・。

家賃の滞納額は100万円を超えて管理会社から100万円超の請求! 自分が住んでもいない部屋の家賃を払うことになったそうです。

身元保証人 → 横領トラブルに巻き込まれ損害賠償500万円!

私のご近所さんの話です。

「従兄弟が会社に就職することになり『会社に身元保証人が必要だから頼む』と言うので、軽い気持ちでサイン。

単なる緊急連絡先だろうくらいのイメージだったそうです。しかし数年後、従兄弟が会社のお金を着服していたことが判明!会社から身元保証人に500万円の損害賠償請求の裁判が起こされたそうです!

「保証人のトラブルってドラマだけの話でしょ!」と思っておられる方もいるかもしれませんが、このように保証人にまつわるトラブルは意外と身近にゴロゴロ転がっています。

逆に保証人が必要なときはどうしたらいい?

このように他人の保証をするということは、大きなリスクが生じます。場合によっては一生を棒に降ってしまうことも。

とはいえ、自分自身が契約で保証をつけなければならない場合もあります。

そんなときには「保証会社」に入ってもらうことがいいかもしれません。

保証会社は、契約者に代わって保証人の役割を果たす会社です。保証会社を利用すれば、友人や家族に頼ることなく、保証人なしで契約できます。

いろいろな保証会社があるので、必要に応じて、ご自身でいろいろ調べてみてください。

まとめ|お金を守るためにも保証人はならない

いかがでしたでしょうか。

保証人を軽く考えてはいけないことがお分かりいただけたと思います。

サイン1つで人生が狂う可能性があるからです。

お金と人間関係を守るためには・・・

保証人を頼まれても、安易に引き受けない!

家族・友人でも連帯保証人は絶対にNG!

保証会社を利用すれば、安全に契約可能!

以上の認識が大切です。

もしすでに保証人になってお悩みの方は、専門家に相談されるのもいいかもしれません。

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子どもたちにも早めにこういったことを教えていきたいなと思っています。

この記事で1人でもお金を守る人が増えてくれればいいなと思います。最後まで読んでくださってありがとうございます。

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