分散投資っていうけど、具体的には何を分散するの?
リスクを抑えつつ投資をしたいけど、どうしたらいい?
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
投資の世界には、リスクを最小限に抑えつつ、安定したリターンを目指すためのさまざまな方法があります。
その中でも「分散投資」は、投資初心者から上級者まで広く利用されている重要な戦略だと思います。
筆者も現在、インデックス投資と高配当株が中心となっていますが、このうち、高配当株については、国内50銘柄以上を保有して分散投資をしています。
分散投資を理解し、適切に実行することで、投資の不確実性を軽減し、リスクを抑えながら資産を増やすことができます。
この記事では、分散投資の基本的な概念と実践方法について詳しく解説します。
分散投資とは?
分散投資とは、特定の銘柄やタイミングに集中せず、複数の金融資産(銘柄)を組み合わせて運用する投資手法のことです。
これは、投資リスクを分散することで、個々の資産が持つリスクを相互に打ち消し合い、ポートフォリオ全体のリスクを軽減することを目的としています。
分散投資の具体的な方法には、以下のような種類があります。
資産分散
異なる種類の資産(株式、債券、不動産、コモディティなど)に投資することで、それぞれの資産が持つリスクを分散します。例えば、株式市場が不調な時でも、債券市場が堅調であれば、全体のポートフォリオの損失を抑えることができます。
例えば、株式と債券に投資をし、その割合を一定のものにしておくことが考えられます。
通貨分散
異なる通貨建ての資産に投資することで、為替リスクを分散します。
例えば、円だけでなく、米ドルやユーロ建ての資産にも投資することで、為替変動によるリスクを軽減することができます。
ドル建ての資産と円建ての資産を一定の割合で保有しておくことが考えられます、
時間分散
一度に全額を投資せず、投資するタイミングを分けることで、価格変動のリスクを分散します。
例えば、定期的に一定額を投資する「ドルコスト平均法」を利用することで、価格の高い時期にまとめて購入するリスクを避けることができます。
積み立て投資などは時間分散の典型例です。
分散投資の重要性
分散投資の最大のメリットは、リスクを抑えながらリターンを狙える点にあります。具体的には、分散投資を行うことで、以下のような効果が期待できます。
リスクの軽減
一つの資産に集中投資すると、その資産の価格が下落した場合、大きな損失を被る可能性があります。
しかし、分散投資を行えば、異なる資産が互いにリスクを相殺し合うため、全体としてのリスクが低減されます。
安定したリターンの確保
分散投資により、ポートフォリオ全体のリスクを抑えつつ、安定したリターンを狙うことができます。
特に、異なる値動きをする資産を組み合わせることで、一方の資産が値下がりしても、他の資産が値上がりすることで損失を補うことができます。
市場変動への対応力向上
市場環境は常に変動しており、どの資産が好調かを予測するのは難しいものです。
分散投資を行うことで、特定の市場や資産に依存せず、柔軟に市場変動に対応することが可能になります。
分散投資のポイント 異なる値動きの資産を選ぶ
分散投資を効果的に行うためには、ただ複数の資産を持つだけでは不十分です。
重要なのは、異なる値動きをする資産を選ぶことです。
これにより、一方の資産が値下がりした際に、他の資産が値上がりして全体のバランスを保つことができます。
例えば、株式と債券は一般的に逆相関の関係にあるとされています。
株式市場が好調な時には、債券の利回りが低下しがちですが、逆に株式市場が不調な時には、債券が安定したリターンを提供することが期待できます。
このように、異なる値動きをする資産を組み合わせることで、分散投資の効果を最大化することができます。
分散投資のデメリット
分散投資は多くのメリットを持ちますが、デメリットも存在します。
その一つが、リターンの可能性が制限されることです。特定の資産に集中投資した場合、当該資産が大きく値上がりすれば、その利益も大きくなります。
しかし、分散投資を行うことで、リスクが抑えられる反面、リターンも平準化されるため、大きな利益を得るチャンスが減ることがあります。
また、分散投資を行う際には、ポートフォリオの管理が複雑になることもデメリットの一つです。
複数の資産を保有することで、定期的にポートフォリオを見直し、リバランスを行う必要があります。
これには時間と手間がかかり、投資初心者にとっては難しく感じられることもあります。
また分散する銘柄が少額の場合には、それぞれ購入する手数料がかさんでしまいます。そこで、手数料を抑えることのできる以下のような証券会社で購入するのがいいでしょう。
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分散投資を成功させるためのコツ
分散投資を成功させるためには、以下のポイントに注意することが重要です。
自分のリスク許容度を把握する
分散投資の目的はリスクを抑えつつリターンを狙うことですが、自分がどれだけのリスクを許容できるかを理解することが大切です。
リスク許容度に応じて、分散投資の範囲や資産の選択を行いましょう。
ポートフォリオを定期的に見直す
分散投資を行っても、市場環境や自身のライフステージの変化によって、ポートフォリオを定期的に見直す必要があります。
リバランスを行うことで、分散投資の効果を持続させることができます。
異なる値動きの資産を選ぶ
先述の通り、異なる値動きをする資産を選ぶことが重要です。
同じような値動きをする資産に投資しても、分散投資の効果が薄れてしまいます。ポートフォリオに多様性を持たせることが大切です。
まとめ
分散投資は、投資のリスクを抑えながら安定したリターンを狙うための基本的戦略です。
資産分散、通貨分散、時間分散といった方法を駆使し、異なる値動きをする資産を組み合わせることで、投資の不確実性を軽減することが可能です。
しかし、分散投資にもデメリットがあり、リスク許容度に応じて適切なポートフォリオを構築することが重要です。
投資を成功させるためには、自分の目標やリスク許容度を理解し、定期的にポートフォリオを見直すことが必要です。
分散投資を上手に活用し、リスクを管理しながら安定した資産形成を目指しましょう。
なお、ETFや投資信託を購入するには、証券口座が必要ですが、豊富なラインナップと手数料の安さがポイントです。筆者のおすすめは、以下の証券会社です。
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