中島みゆきさんの名曲「荒野より」をご存じですか?
「中島みゆき」さんといえば、ご自身の歌もさることながら有名なアーティストにも楽曲を提供していることで有名です。
まさに誰もが認める、まさに「歌姫」ですよね。
そんな中島みゆきさんの名曲と言えば、数えきれないほどあります。
その中でも、本記事でご紹介するのは、「荒野より」という2011年にリリースされた曲です。
筆者はYouTubeで「荒野より」のPVを初めて見て涙腺が崩壊しました。
実は、このPVには、子育ての極意が詰まっているから。
そこで、この記事では、中島みゆきさんの「荒野より」PVを子育ての視点で紹介します。
あくまで3人の子供を持つ筆者の視点での紹介ですが、子育てに悪戦苦闘しながらも一生懸命に毎日を送っている方に見ていただきたい記事です。
以下は、中島みゆきさんの公式YouTubeです。
それは、「父親の死の連絡」から始まります。
「荒野より」のPVは、曲の冒頭に、息子の言葉が挿入されます。
「いつからだろう?あんなに仲良しだった僕の家が、こんな風になってしまったのは・・・何故なんだろう?あんなに大好きだったお父さんのことを真っすぐ見られなくなったのは・・・どうしてなんだろう・・・」
その時、母親からの電話が鳴ります。
「もしもし、もしもし・・・お父さん死んじゃった!」
いきなり衝撃的なシーンからのスタートです。そして壮大なイントロが始まります。
親の望みとは?
ここでは、回想シーンとして、幼少期に自転車を乗る練習をしている親子の映像が流れます。
子育ては、自転車の練習のようで、初めは、手取り足取り親が付き添い、側にいて「頑張れ」と声をかけて、ただただそばに居てサポートします。
そんな親に「望みは何か」と聞けば、「子供の存在自体だ」と答えるはずです。また「親としての力の源(みなもと)は何か」と問われれば、「子供を思うことだ」と答えます。
そういった親心が、そのまま歌詞に現れています。
子供との距離(反抗期)があっても・・・
間にどんな距離があっても
間にどんな時が流れても
やがて、自転車の練習をしていると子供が投げ出してしまうシーンが映し出されます。
いわば、反抗期を例えているのでしょうか。
親の存在にいら立つ時期が少なからずあります。その結果、親との距離を開けたがる時期というのは大なり小なりあります。
そんな時も親は、子供のことを片時も忘れず、子供のことを思いながら並走しています。
家に帰ってこない期間がどんなに長く続いても、親に反抗的な態度をとったとしても、罵声を浴びせたとしても、親は常に子供の気持ちに寄り添っているんだということを意味していると思いました。
それでも親は常に子供を見ている
そして、サビです。
PVでは主人公の回想シーンです。
親はコミュニケーションをとろうと部屋をノックしますが、息子は返事をしません。
しかし、父を亡くした後、父の行動を1つ1つ振り返ります。父の仕事の意味に気が付きだすシーンです。
子どもとの距離が広がっていても子供をを思う気持ちは変わらないということを意味していると思います。
子供がうまくいかないときも親は子供を信じている
目標としていたことが上手くいかなくて、行き詰った時や、なかなか成功できない場面でも、親は子供の成功を疑うこともないし、その努力を忘れることはないよというメッセージではないかと思います。
どんな状況でも子供のことを信じぬく親の気持ちが表現されているのではないかと思います。
世界中が敵に回っても親だけはどんな状況でも見方だということを伝えていると思いました。
そして、親の心は子供と一緒に寄り添っている
間にどんな距離があっても
あいだにどんな時が流れても
なかなか上手くいかない子供を前にして、一緒に笑って歌ったあの歌(あの頃)を思い出してほしい。
また、親と子で、それぞれ立場や感じていることは違っていたとしても、運命の巡り合わせで同じ時代を生きている、場所が離れていようが、心は側にいつまでもいるよ、というメッセージが込められていると思います。
親の気持ちに気が付いた時にも「後悔などしなくてもいい」
やがて子供は成長するにつれて、そんな親の気持ちに気が付く時が来ます。
そんな時「ああ親に悪いことをしたな」「親はこんなに自分のことを見てくれていたのか」といたたまれない気持ちになることがありますが、そんな気持ちを表現してくれている部分だと思います。
親のことを振り返らずに進め。
親としての後悔はまったくないので、安心して自分の道を進めというメッセージが込められているような気がします。
そして、この間奏の映像で、いつも家族のことを考えていた父親の映像が流されます(号泣)
結局、子育てとは・・・
荒野より君に告ぐ 僕の為(ため)に立ち停(ど)まるな
荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない
そしてラストですが、自転車の練習の回想シーンになります。
子供は1人で自転車が漕げるようになって親から離れていくシーンです。
自立した子供は自分の夢に向かって進みだします。親は、その後ろ姿を見送るシーンです。
親は、自分から子供が離れていく寂しさがありますが、子供が離れていけば行くほど、前に進むということですから、立ち止まらずに進んでくれという強い思いが込められているような気がしました。
そして最後のシーンは、必死に漕いだその先には、親が両手を広げて待ってくれています。
主人公が親に向かって歩み寄るシーンは、親の気持ちに到達した(親の気持ちが分かった)ということ。
親子で今までの全ての想いが共有され、子育ての全てが報われる!そんなメッセージではないかと思います。
まとめ
この記事では、中島みゆきさんの「荒野より」PVを子育ての視点で紹介しました、完全な主観に基づく稚拙な分析で失礼しました。
ただ、子育ては、万能の方法や正解はなく・・・多くの大人が。
「私の子育ては大丈夫なんだろうか」
「自分はなんてダメなんだ」
「親失格だ」
と、自分を責めてしまいがちです。
私の場合には、この名曲に遭い、そして自分なりに分析してみて、もう少し頑張ってみようという気持ちになりました。
悪戦苦闘しながらも一生懸命な毎日を送っているパパ・ママ・お父さん・お母さんの子育てがいつか必ず報われるものだと信じています。
「大丈夫。必ず報われる!!一緒に頑張りましょう!」
では、最後にもう1度リンクを貼っておきます(中島みゆきさんの公式YouTube)。子育てに煮詰まった時に是非聴いてみてください。
おまけ
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今回は、以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
この視点は斬新ですね!なるほどなーと思って、中島みゆきさんのことがもっとファンになりました。貴重な記事を作成していただきありがとうございました。これからも応援しています!!
みほりんさん、ありがとうございます!
中島みゆきさんの歌はどれも大好きですが、この歌を記事のように解釈してから特別な歌になりました!
時々PVを見返していますw