住宅ローンの支払いが厳しいけど、金利って安くならないの?
借り換えも検討したけど時間とコストがかかって・・・
金利って契約で決めたから簡単に変更できないでしょ。
金利が最安な金融機関を探したいんだけどどうしたら…?
こんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
住宅ローンを組んでいる多くの人が関心を寄せているもの、それは「ローンの金利」。
もし、住宅ローンの「金利の引き下げ」ができれば、家計の節約に繋がり、将来の返済負担を軽減することができます。
「金利の引き下げ」をするのには、金利の低い銀行に乗り換える「借り換え」が一般的です。
しかし、このたび、我が家では、「借り換えによらずに」銀行への電話1本とわずかな手続と費用だけで、「金利の引き下げ」を行うことができました!
結果的に住宅ローンの総支払額を減額することができ、毎月の返済額も減らすことに成功。
そこで、この記事では、FP・簿記の資格を保有する筆者の体験談に基づき、モゲチェックを利用した「金利の引き下げ交渉」について具体的な手順をご紹介します。
結論:借り換えよりも簡単な「金利の引き下げ交渉」がある
まず、結論として、住宅ローンは、「借り換え」をしないと「金利の引き下げ」ができない訳ではありません。
「金利の引き下げ」というと真っ先に思い浮かぶのが、銀行を変更すること、つまり「借り換え」ですが、コストがかかります。
登記をしたり、銀行口座の変更したり、諸費用(数十~数百万円)がかかったり・・・。
我が家も一時、借り換えを検討していましたが、止めました。
一方で、「金利引き下げの交渉」は、借りている銀行に電話1本でOK。
しかも、費用は数万円で済むので、「借り換え」のような余計な諸費用は不要。
是非、借り換えを検討する前に、銀行との「金利引き下げ交渉」をおすすめします。
銀行はなぜ「金利を引き下げ」に応じるのか?
「そもそも金利は借入の際に契約できめたものなので、そう簡単に引き下げてくれないのでは?」と思う方も多いと思います。
しかし、答えは「NO」。
意外と対応してくることが多いんです。
理由は、他の銀行に借り換えされると、利息という銀行の収入が減ってしまうから。
銀行側にとってみれば、住宅ローンは、「利息」という長期で安定的な収入を得られるツールですので、簡単には手放したくありません。
顧客に逃げられてしまうと銀行の業績が下がってしまいます。
そのため、担当者は、金利を下げてでも住宅ローンを継続してもらおうとしてきます。
「金利引き下げ交渉」とは、そこを利用した交渉ということになります。以下では、具体的な手順を解説します。
「金利引き下げ交渉」の具体的な手順
では、具体的にどのような手順で銀行側と交渉すればいいのでしょうか。
準備段階から実際の契約まで5ステップに分けて手順を紹介します。
手順1:住宅ローンの返済予定表を準備する
まずは、定期的に送られてくる住宅ローンの「返済予定表」を用意してください。
そこで、現在の借入状況を確認します。確認する所は、以下のとおり。
- 残債
- 現在の金利
- 完済までの期間
手順2:借り換えシミュレーションをやってみる
次に、ネットで借り換えシミュレーションをやってみます。
金利条件が低いネット銀行がおすすめです。
まずは、我が家の場合には、住宅ローンを無料で一括比較できる「モゲチェック」を利用していました。
モゲチェックなら色々な銀行の金利が比較されて最安の金利を紹介してくれるという優れものです。
もし交渉が決裂しても、モゲチェックにより借り換えができるので、安心。
ちなみに、我が家では、auじぶん銀行、SBI銀行を紹介されました(金利は0.3%前後)。
手順3:シュミレーションのデータを手元において銀行へ電話する
シミュレーションのデータを手元に置いて、借りている銀行に電話します。
連絡先は、返済予定表に書いている電話番号や、支店の電話番号で問題ありません。
我が家の「返済計画表」には、具体的な支店の連絡先がなく、「住宅ローン相談センター」という包括的な窓口があったので、そこに電話しました。
具体的な発言は、こちらです。
「今、そちらの銀行で住宅ローンを借りている「かずーむ」と申します。実は、他行での借り換えを検討していまして、複数のインターネット銀行などでは、0.3%程度の金利で借りるとメリットが出るというシミュレーションが出ているんですけども、もし可能であればそちらの銀行で金利引き下げをしていただくことってできるんでしょうか?」
それに対する先方の発言は、こんな感じでした。
「ただいま、同様のお問い合わせを多数いただいており、専門の部署を創設しましたので、そちらにお繋ぎします」
(専門の部署ができるほど、みなさん取られている方法なんですね)
その後、担当者において。
「金利の引き下げは可能です。」とのこと。
我が家の場合には「金利引き下げ」に応じてくれ、現在の約半分の金利を提示されました。
銀行は、「金利引き下げ」をしないと借り換えされる恐れがあり利益が減ると判断されれば、「金利の引き下げ」に応じてきます。
一方で、金利引き下げをしなくても、借り換えするメリットが低い場合は、銀行が断ってくることもあります。
また、注意点としては、金利引き下げしてもらったとしても、借り換えした時より必ずメリットが出るかと言ったらそういう訳ではありません。
実際にモゲチェックでの見直し案よりは、減額幅は少ないものでした。
手順4:金利引き下げの条件として提示されることに対応
銀行から金利引き下げのシミュレーションを提示されて、その条件に納得すれば、金利引き下げの手続きが始まります。
手続きの中で、銀行から以下のような提案があります。
- クレジットカードの加入
- 積み立て投資信託用の口座開設
- 給与振込や公共料金の口座指定
先方の提案を受け入れないと、銀行も金利引き下げができません。ここは受け入れることにしましょう。
ただ、できるだけコストのかからないものを選択します。
我が家の場合には、積み立て投資信託用の口座開設をしました。数か月後には解約する予定です。
手順5:あとは銀行と契約する
あとは、銀行と手続き、契約するだけです。
以上です。
筆者の場合、忙しくて手続きができなかったところ、なんと先方が、なお借り換えを検討していると誤解してくれ、さらに優遇された金利を提示されました。
しばらく時間をかけるのもいい作戦かもしれません。
「金利の引き下げができない」と言われたら・・・
ただ、銀行もすべての顧客の「金利の引き下げ」に応じるものではありません。
金利を引き下げてまでも引き留める顧客かどうかで判断しています。
もし「金利の引き下げができない」と言われた場合には・・・
モゲチェックで借り換えを検討しましょう!
仮審査申請などもしてくれるのでスムーズですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、筆者が体験した「金利の引き下げ交渉」についての具体的な方法についてご紹介しました。
「金利は、契約で決めたことなので、簡単に変更できない」
「金利を変更するには、借り換えしかない」
と思っていましたが、実際にやってみると簡単に実現することができました。
「借り換えは面倒だけど、金利を下げたいな」と思っている方は、是非諦めずに、モゲチェックに登録して、戦略的に銀行と交渉して見ましょう!
おまけ
このたび、我が家では、子供へのお金の教育について実践した模様を電子書籍(kindle版)にして出版しました!その書籍がこちらです!
我が家で行った家庭内起業の模様をまとめたものです。お子さんのマネーリテラシーを向上させたい方は必見です。
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