相続手続の落とし穴と解決法|遺産相続で気を付ける7つのポイント

お金の勉強
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親族が亡くなった場合、相続どうしたらいい?

相続のトラブルをできるだけ避けたい!

こんな疑問や考えをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

相続は、亡くなった人の遺産や財産を引き継ぐ手続です。

人がなくなると「お金」が動きます。

しかしお金の話題の中でも「相続」は発生頻度が低く、多くの人にとって複雑なものであるため、トラブルが起こる可能性があります。

できればスムーズに処理したいですよね!

そこで、この記事は、相続手続において気を付けるポイントを7つご紹介します。

この記事を読めば、事前に遺産相続の際の陥りやすい落とし穴が分かり、事前に無用なトラブルを防ぐことができます。

また、どういった専門家に何を依頼した方がいいかということもお分かりいただけると思います。

では、早速ご紹介します。

なお、相続を「放棄」する場合については、以下の記事にまとめましたので、参考してください。

【相続放棄】は自分できる?|【相続放棄】の概略とポイントをご紹介!
親族が借金を抱えて亡くなった。どうしたらいい? 亡くなった親族に資産があるようだけど、関わりたくない。 どうしたらいい? 亡くなっ...
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遺言書の存在を確認する

亡くなった人が遺言書を残していた場合、その遺言書に基づいて相続が行われます。

遺言書には、遺産分割や相続人の指定が記載されている場合があります

遺言書は亡くなった人の意志や希望が記載さてているものになるので、まず、遺言書の存在を確認し、その内容を正確に把握することが重要です。

ただ、この遺言書。いろいろトラブルになることがあります。

「なんでお前が持っているんだ!」「これは書かされたに違いない」などといったことが、よく起こります。

遺言書の真偽が不明な場合などは、早めに弁護士や司法書士などの専門家などに相談してみるのがいいでしょう。

相続人を確認する

相続人には、遺産を引き継ぐ権利があります。相続人は、民法の規定に基づいて決められていて、「法定相続人」と言われています。

ただし、遺言書がある場合は、遺言書によって相続人が変わることがあるので注意が必要です。また、遺言書がない場合には、原則として「法定相続人」が相続人となります。

そこで、相続人が誰なのかを正確に把握することが、相続手続を円滑に進める上で重要です。

「娘同然に可愛がってもらった」「長年世話してきた」などを理由に相続人になると誤解している方も多いようですが、相続人になる人というのは、上記のとおりですので、このような事情は考慮されません。

そして、相続人は、遺産を相続するか、放棄するかを決めることになります。

相続税の申告を行う

相続は、法律上の話だけではありません。

お金にも影響します。遺産相続した人には相続税がかかります。

相続人は、相続税の申告をしなければなりません。

相続税の申告には、申告書の提出や課税対象となる遺産の評価などが必要です。

この相続税の仕組みは、遺産の評価額によって異なり、複雑です。

相続税については、税務署や税理士に相談することが望ましいです。

銀行口座や不動産の名義変更を行う

相続人が遺産を引き継いだ場合、銀行口座や不動産の名義変更が必要になります。

特に不動産の場合、登記という手続が必要となるので、登記の名義変更には手続が必要です。

遺産分割協議書を作成し、相続人間で財産の分割方法を決めることが、名義変更を円滑に進める上で重要です。

どのような遺産分割協議を行えば、名義変更がスムーズなのかは金融機関や弁護士に確認することが望ましいです。

相続財産の評価を行う

相続財産の評価は、相続税申告や遺産分割の際に必要です。

相続財産の評価には、銀行預金や不動産などの資産評価が含まれます。

適切な評価を行わないと、相続税の申告や遺産分割が適切に行われない可能性があります。

と、いっても銀行預金や現金であれば容易ですが不動産や株式などはどのように評価をするかは素人では難しいところがあります。

評価には、不動産鑑定士や税理士などの専門家に相談することが望ましいです。

相続財産の管理を行う

遺産の管理は、相続人の責務の一つです。

遺産には、不動産や株式などの資産が含まれます。

相続人は、相続財産を適切に管理し、必要な場合は相続財産を売却するなど、適切な処理を行わなければなりません。

しかし、例えば、不動産の管理などは、業者でもないかぎり経験がない人がほとんどかと思いますし、株式の売却もタイミングが必要です。

相続財産の管理には、相続人が個人的な能力や経験に応じて、必要な情報収集や専門家の支援を行うことが重要です。

知らぬ存ぜぬでは済まされない

相続は、亡くなった人が残した遺産や財産を引き継ぐ手続きですが、相続手続においては、「知らぬ存ぜぬ」は許されません。

相続財産には、多くの場合、遺族や親族の思い出が詰まっています。

相続には、相続人や親族の間で、適切な時間や情報共有、コミュニケーションが必要です。

悲しいことですが、相続に伴い、これまでの良好な関係があっても「お金」が絡むことで、家族間でトラブルが起こる場合もあります。

このような場合は、相続トラブル解決のために、弁護士や行政書士などの第三者に相談することが必要です。

まとめ

相続手続は一生のうちに何度もあるものではないため、多くの人にとって複雑であり、問題が起こる可能性があります。

場合によっては、これまで良好な関係にあった親族とも「お金」を原因としてトラブルになってしまうこともあります。

問題を回避するためには、親族間で適切な情報共有やコミュニケーション、適切なタイミングで専門家の支援を受けることが重要です。

おまけ

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