ご挨拶
どうも、かず~むです。
3人の子供の親をしながら平凡なサラリーマンとして今日も社会の荒波にのまれています。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
物語を知ったきっかけは「ユダヤ人」に関する本でした。
「お金」の勉強をしていると、ふと、海外では、子供たちにはどのような「お金」の教育をしているんだろうと気になりました。
その中でも「お金」儲けの考え方に優れているのは「ユダヤ人」ということを聞いたことがあるので、その「ユダヤ人」に聞いてみたい、、、と思いましたが、残念ながら友人にはいない(そもそも外国人の友人が極少)ので、「ユダヤ人」について、自分で少し調べてみました。(→「ユダヤジン」という単語はニュースで耳にしたことは、あるもののどういった人たちかは全く知りませんでした。)
日本ではあまり馴染みはありませんが、いろいろ宗教的な背景はあるようです。
「ユダヤ人」とされている人の中には、超有名な心理学者や経済学者、映画監督やグーグルの創業者やフェイスブックの創業者などが含まれていることが分かり、そしてなんと、有能な人が多くノーベル賞の約40パーセントを占めているようです。
そして、このような「ユダヤ人」の「お金」に関する考え方というのは我々日本人とは違うようです。「ユダヤ人」が大切している物語というのが、たくさんあって、この物語を通して、日常的に、親子で一緒に考え、議論したりしているとのことです。
我が家でもそんな「ユダヤ人」の方々にあやかりたいなと思っていたところ、一冊の書籍を見つけました。それがこちらです。この本に収録されている物語について子供たちと話をした内容をご紹介したいと思います。
ナポレオンとニシンというお話
まず、ナポレオンとは、フランス革命後の混乱を収拾して軍事政権を樹立しその後、巨大な軍隊でヨーロッパの国々を征服した偉大な人物です。
そのナポレオンがヨーロッパの国々を征服していくときに、それぞれの国の中にナポレオンに協力してくれた人がいたらしく、めでたく、その国を占領したときには、その者たちの協力に対して、褒美を渡すということになったようです。
そこで、ナポレオンが、協力者たちに「お前たちのおかげで征服できたので、何でも褒美を取らせるから、何が欲しいか言ってみろ」と言ったそうです。
協力した見返りとして何を希望した?
そこで、フランス人の協力者は「ナポレオン様、私はワイン畑とワイン工場が欲しいです。」と言いました。
ドイツ人の協力者は「私は、麦畑とビール工場をいたただきたいです」と言いました。
イタリア人の協力者は「私の希望は、小麦畑と美味しいパスタ工場です。」とそれぞれ自分の希望を思いのまま、ナポレオンに申し出たそうです。
ナポレオンは同じようにユダヤ人にも聞きました。「お前は何が欲しい?」さて、ユダヤの人は何を希望したでしょうか?
~物語中断~
ここで、いったん中断です。この時点で、これを読んでいるユダヤ人の親子は、ユダヤ人は何を希望したか?などを話し合うようです。
親は、子供の意見を聞いて、なぜそう思うのかという質問をして、思考力や発想力を養うということです。
では、今回は、ここまで読んでいただいた方も、ユダヤ人は何を希望したか(自分だったら何を希望するか)、その理由を考えてみてください。そして続きを読んで見てください。
~物語再開~
協力した見返りとして「ニシン」を希望した!?
この質問に対して、ユダヤ人は「ニシン2匹だけください」と言ったそうです。
ナポレオンは「本当にそんなものでいいのか?そんなものでよければ、今すぐこの場で渡そう」と言い、その願いはすぐに叶えられて、ユダヤ人は嬉しそうにニシンをもらって早々に家に帰ったそうです。
これを見た他の国の人々たちは「ナポレオン様がせっかくご褒美をくれると言っているのに、なんでニシンなんだよ。もっとたくさんもらえばいいに。そんなちっぽけなものをもらって、ユダヤ人は馬鹿だな」と口を揃えていったようです。
そして、ユダヤ人以外の人々はナポレオンからの褒美を心待ちにしていたようです。
しかし、その直後、ナポレオンの国々は、すぐに没落して、みんな願いが叶うことはなく、結局、願いが叶ったのは、ユダヤ人だけで、ユダヤ人を嘲笑した他の国の協力者は、何ももらえなかったというお話でした。
着実に手に入るものが1番大事
ちなみに、この物語の教訓は、「権力というものは移り行くものだし、国のルールだってすぐ変わってしまう。そんな中では、他人にいくら馬鹿にされても着実に手に入る日々の糧が一番大事だ」ということです。
「欲張らずに、すぐに叶えられることから着実に手に入れていくことが大事だ」という考えは、「お金」の考え方、稼ぐ力の考え方にもつながるものでだと思いました。
例えば、投資をしている人の中にも、どうしてもリターンの大きさにばかり目が行き、できるだけ短期間で苦労なく一獲千金を狙おうとすることが多いような気がします。そんな人をターゲットにした商品がとても多いような気がします。
でも、そこには必ずリスクがあるのですが、そこにはあまり目を向けず、結局ハイリスクな投資をしてしまい、失敗してしまうという話も聞きます。
つまり、(ギャンブルではない限り)儲けや利益というのは、あくまで一挙に得られるものではなく、本来小さいもので、それを継続的にコツコツ地道に積み重ねることによって、いずれ大きな富になるということでしょうね。
我が家の子供たちの反応はどうだった?
では、我が家の子供の反応はどうだったか?我が家バージョンです。我が家は、長男(中1)、次男(小1)、長女(年少)の3人の子供がいます。
ナポレオンからの「何でも褒美を取らせるから、何が欲しいか言ってみろ」の質問については、
長女「かわいい服がいい」(→ふむふむ)
次男「かっこいい靴かゲーム機がほしい」(→ふむふむ)
長男「毎年、「お金」を生む出す何かが欲しい」(→ん~!?)
という回答でした。展開としては、長女と次男が同じような答えで長男は少し毛色が違うようでした。
そこで、今回の説明をしたところ、長女や次男は妙に納得したようで、長女は「絵本」、次男は「チョコレート」に変化していました。(→たしかにスケールダウンですが。)
長男については、なぜ、「お金」を生み出す何かが欲しいのかと聞いたところ、「働かなくても生活していけるし、もしそれを持ち運びすれば、誰が国を治めようが生活していける」というのが理由なようです。(→なんか妙に説得力があるな。)
「その「資産」について、いきなり大きな資産をゲットするのではなくて、小さい資産を少しづつ増やしていくと最終的には、働かなくても生活していけるようになるんじゃないかな~」という補足をしておきました。
今回は以上で~す。最後まお読みいただきありがとうございました。今回、参考にしたものはものは以下のとおりです。詳しくお知りになりたい方は、こちらからどうぞ。
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