プロスポーツ選手はどれくらいの収入があるの?
アメリカと日本で収入の違いはどれくらいあるの?
こんな疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
最近では大谷翔平選手のように日本人が外国で活躍する光景も珍しくないですね。
プロスポーツ選手として活躍することは、多くの子供や若者の夢です。
今も子供がなりたい職業ランキングではスポーツ選手が堂々ランクイン!
しかし、実はこの夢の実現して得る収入には、国によって大きな差があります。
この記事では、アメリカと日本のスポーツ選手の平均収入を比較し、その背景にある要因を探ります。
アメリカのスポーツ選手の平均収入
アメリカは、世界最大のスポーツ市場の一つです。
特に、NFL(アメリカンフットボール)、MLB(野球)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)の選手は高収入です。
フォーブスによると、2023年のNBA選手の平均年俸は約770万ドル、MLB選手は約430万ドル、NFL選手は約310万ドルと報告されています。
さすがにスポーツ大国のアメリカです。
日本のスポーツ選手の平均収入
一方、日本のプロスポーツ選手の収入は、アメリカと比較して控えめです。
日本プロ野球(NPB)の平均年俸は、2023年時点で約4,000万円程度と推定されています。
サッカーのJリーグでは、選手の平均年俸は約1,200万円となっています。
両国の違いの背景
同じスポーツですし、野球などのようにクオリティは日本の方が良いと思われるのにどうしてここまで違いがあるのでしょうか?
それは、アメリカと日本のスポーツ選手の収入格差の背景には、スポーツ産業の規模と市場の成熟度があるからです。
アメリカでは、各スポーツリーグが巨大なビジネスとなっており、テレビ放映権やスポンサーシップが選手の収入に大きく関係しています。
選手やクラブチームそのものに価値を見出していてプレイに対する報酬というよりはそのプレーから生まれるビジネスが大きな収入となっている場合が多いのです。
2020年のアメリカにおけるスポーツ産業市場規模は約1,226億ドル(約14兆円)で、世界最大の市場です。
アメリカでは「スポーツ」の価値、「クラブ」の価値に注目したスポーツ分野に対する「投資」も進んでいるのが現状です。
一方、日本でも例えば、球団のグッズなどの販売収入やテレビ放映権などのスポーツ市場があるものの比較的小さく、選手の収入もその影響を受けています。
そうした意味で、日本では、スポーツ観戦は個人の趣味というレベルで「チーム」や「クラブ」に対する価値も限定的といえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スポーツ選手の収入は、国によって大きく異なります。
アメリカでは多額の収入を得ることが可能ですが、日本では収入が控えめです。
この違いは、スポーツ市場の規模と経済的な要因によるものであり、選手の才能や努力だけでなく、ビジネスの側面が大きく影響していることがわかります。
日本のプロスポーツ選手がどんどん海外へ進出している要因になっているかもしれません。
同じプレーをするなら価値を見出してくれる(高収入の)環境で働きたいのはスポーツ選手に限りません。
一方で日本でもプロスポーツのビジネス化が進めばプロスポーツ選手の収入も増えてくるかもしれません。
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