魅力的な大人になりたけど、どうしたらいい?
みんなに好かれている人の共通点は?
こんな思いを持ったことのある人も多いのではないでしょうか。
自己啓発本などには、よく「失敗を恐れず挑戦しろ!」という趣旨の言葉が書かれていたり、インフルエンサーが動画の中でも同様の発言などがあります。
その時は、テンションがあがりますが、しばらくすると、結局のところ、何も行動しない。
その原因は、「魅力的な大人になりたい」けど「失敗したくないから挑戦はしない」というマインド。
そこでこの記事では、コンビニで陳列されている文房具とタバコを例に挙げ「魅力的な大人のなり方」と「失敗の捉え方」について、ご紹介します。
コンビニにある「役に立つもの」と「意味があるもの」
ところで、世の中のモノやサービスは、次の2つに分かれます。
- 役に立つもの
- 意味があるもの
例えば、コンビニで売っているハサミやホッチキスなどの文房具は、紙を切ったり、貼り付けたりするときに便利です。
便利なので「役に立つもの」
一方で、カウンターの奥に陳列されているのは「タバコ」
タバコは、文房具のように便利ではありません。場合によっては健康を害する可能性すらあるものです。
これは、何を売っているのでしょうか(どうして買うのでしょうか)。
筆者も昔、タバコを購入していましたが、タバコを購入する際は、「ガツンとくるタバコが好きだ」とか「僕は当時あこがれの先輩が吸っていたこのタバコが好きだ」などというように「何かストーリー」がある場合が多いです。
つまり、買う側にとって便利ではなりませんが、タバコは買う人には、「意味があるもの」です。
コンビニの「文房具」と「タバコ」の陳列数が違うの?
コンビニやスーパーで陳列されている文房具は、1種類・・・せいぜい多くても2~3種類。
それに比べると、たくさんの種類のタバコが陳列されています。
注目すべきはこの陳列数の違いです。
文房具の場合には、切れる機能や接着できる機能があればよく、役に立つものであればいいということです。
「役に立つものは1つだけ陳列していればでいい」
2番目に切れ味の鋭いハサミとか、2番目に留められるホッチキスなど要らないということです。
しかし、タバコはどうでしょうか?
1番ニコチンの多いものだけおいていても、1番カラフルなデザインのタバコだけ置いていてもお客さんは満足しません。
ひとことでいうと「(購入するかどうかは)そこじゃない」
それぞれのタバコに意味を持って購入するお客さんのために、いろんな種類のタバコが置いています。
「魅力的な大人とは?」・・・「役に立つ人」ではない
これを人間に置き換えても同じです。
これまで計算の速さをウリにしてた人は電卓が生まれた瞬間に一気に必要とされなくなりました。
知識をウリにしていた人はGoogle ができた瞬間に一気に必要とされなくなりました。
そこそこおいしいラーメンは誰も作れるようになりましたし、AIを使ってプロ並みの文章や絵を描くことができます。
「役に立つ人」(機能が優れている人)は、明らかに今後価値が薄れていくといえます。
それに「役に立つ人」は1人で良い。そして「1番役に立つ人」になるのは至難の業。
例えば、電卓よりも早く計算する人は見たことがありませんしgoogle よりも、物知りの人になるのは難しいかもしれません。
そういった存在になるのはかなり難しいようです。。。
「魅力的な大人とは?」・・・「意味を持っている人」
どういう人が魅力的なのでしょうか。
それは、ずばり「タバコのような人」=「意味を持っている人」ではないでしょうか。
具体例で言えば、他人に
ポンコツだけど憎めないな~
と思わせることができる人。応援したくなるような人だと思います。
ランボルギーニみたいに何の役に立つか分からないけど、どうやら扉が縦に開いて面白いらしいとか、コーヒーを飲みに行くのなら、決してスバ抜けて美味しいわけではないけどあの老夫婦のやっている店にしようとか・・・
役に立つ人のセールスポイントは「機能性」でしたが、「意味を持っている人」のセールスポイントは別のところにあります。
「意味を持つ人」にどうやってなればいい?
意味がある人のセールスポイントは、ズバリ「ストーリー(物語性)」です。
筆者も推し活をしていたり、特定のスポーツチームを応援したり、オリンピックでは日本を応援したり・・・。
応援する対象には、必ず何かしらのストーリーが含まれています。
能力の高さを見たい側面もありますが、それよりも、その人の苦労や努力、歯を食いしばった頑張りを知った上で、成功に結び付いた瞬間を見られると、とても感動します。
逆に、順風満帆で何の悩みも挫折も苦労もなく今まで来ていたらもしかしたらあなたはその人を応援していなかったかもしれません。
昔見たヒーローもののアニメも必ず1回は最大のピンチを経験しています。悪戦苦闘ぶりが観ている側に「応援シロ」を作ります。
浮き沈みのあるストーリーが非常に重要で、そのためには、沈む時間=失敗も必要かもしれません。
ヒーローものでは、必ずピンチがあり、その後に悪者を苦労して倒すというストーリーが用いられています。
まとめ
結論は、魅力的な人というのは、タバコのようにストーリーを持っている人です。
そして、ストーリーはどのように作るのか。
それは、挑戦して失敗することです。
挑戦するというのは、意味のある人間に必要なプロセスです。
失敗はしないけども何のストーリーも生まれない、その代わり、より過酷な機能勝負の戦いに挑まないといけない道を選択をするのか、失敗はするけどもストーリーが生まれて、意味を武器に戦いに挑むのか。
この記事を読んでいただいた方は、どちらが魅力的な大人かお分かりいただけたのではないかと思います。
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