お盆に集まったら“相続”の話を!トラブルにならないために今やっておくべき5つのこと

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お盆は「家族のこれから」を話すチャンス

「お盆に久しぶりに家族がそろうから、相続の話をしておこうかな…」

「いきなり相続の話したら、遺産を狙っていると思われない?」

こんなお考えをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

たしかに、実際に口に出すのは勇気がいりますよね。

数年前、父が入院したときに「もしもの時のために、今のうちに話しておいたほうがいい」と思ったのですが、当時は病室でそんな話をするのは気が引けて、結局先延ばしにしてしまいました。

退院して元気になった後、お盆の集まりで改めて話す機会を作れたのですが、そのときは父も「元気なうちに話せてよかった」と言ってくれました。

一方で、知人は、相続関係で揉めて、仲の良かった兄妹も今は…

相続はお金や財産の話に聞こえがちですが、実は「家族の生活や気持ちを守る話」です。

突然やってくる事態に慌てないためにも、事前に共有しておくことが大切です。

そして、家族が自然に顔を合わせるお盆は、その第一歩を踏み出すには絶好のタイミングです。

こんなときに相続トラブルが起きやすい

「うちは兄弟仲がいいから心配ない」と思っているご家庭でも、相続をきっかけに関係が悪化することは珍しくありません。

知人は、親が亡くなったあと、家の土地をどうするかでもめ、兄妹が口をきかなくなってしまったそうです💦

「きょうだいは仲良くしなさい」がモットーの一家だったのに…

もともとは仲の良い家族だったそうですが、曖昧なまま進めたことで感情のすれ違いが大きくなってしまったと話していました。

特に、実際には、以下のような状況でトラブルが生じていました。

遺言がない、または内容があいまい

故人の遺志が確認できないために、推測せざるを得ず、時に自分の希望を盛り込んで主張していたため、何度話をしても平行線💦

誰が何を受け取るのか明確でなかったために、意見が割れて話し合いが長引いたようです。

お金に換えづらい財産がある

形見でいろんな理髪道具があったのですが、それをめぐっても勃発💥

お金に換えて分けるということもできず、調整が難航していました。

そして最大の難所は不動産。実家を共有名義にすると売却しづらく、といって急に買い手も見つからず…しかも農地はそもそも売れない…💤

実家や農地など「売ればお金になるけれど分けにくい」財産は不満の種になりやすいようです。

介護をしてきた人とそうでない人で温度差がある

「自分は何年も介護したのに」という思いと、「自分も大変だった」という思いがぶつかると話がこじれます。

知人の兄妹も片方が同居しており、片方が遠方に住んでいる関係で、介護の負担は偏っていました👴👵

相続の際に介護の負担をどの程度みるのか(金額に表すのか)が難しく意見が対立していました。

親の財産の全容が分からない

銀行口座や保険、借金などの情報が分からないと、手続きが混乱しやすいです。

いとこの場合には、当事者同士で話をしている最中に借入金が見つかり、再度調整することになっていました。

トラブルを防ぐために、今できる5つのこと

相続はいきなり発生する場合も多いので、すべてに備えることはできませんが、可能な限り「防ぐ」「備える」ことはできると思います。

我が家では、父が70代になった頃から、年に一度は家族で財産や今後の希望について軽く話し合う時間を作っています。

最初はぎこちなかったのですが、「何をどこまで話すか」を少しずつ決めていくうちに、自然な習慣になりました。

そこで、感じたポイントは以下のとおりです。

親の気持ちを聞いてみる

お盆の帰省時、「将来のこと、ちょっと考えておきたいんだけど」とさりげなく切り出します。相続という言葉を避けると、話のハードルが下がります。

財産の一覧を作る

通帳、保険証券、不動産の権利証などの場所をメモしておくと安心です。金額や詳細までは書かなくても、所在が分かるだけで手続きが格段に楽になります。

介護の現状を共有する

介護の現状は積極的に発信しなければ伝わりません。お金の面だけではなく時間や精神面がどれだけ負担となっているかも共有するようにしましょう。

不動産の扱いを話しておく

「この家は誰に住んでほしい」など希望を聞いておくと、後々迷いが減ります。特に兄弟が複数いる場合は早めに方向性を決めておくと良いです。

家族構成や連絡先を整理する

兄弟姉妹の住所や電話番号、緊急時の連絡方法をまとめておくと、いざという時すぐ動けます。

スムーズに話すためのコツ

相続の話は、切り出し方によっては場が重くなってしまいます。私の経験では、「雑談から入る」のが一番自然でした。

雑談から始める

親戚や友人の相続話を「そういえば…」と軽く話題に出し、「うちもどうする?」と続けます。

親から話してもらう

親自身が「こうしてほしい」と口にすると、子ども世代は受け入れやすくなります。私の父も、自分の希望を自分の言葉で話してくれたことで、兄弟全員が納得しました。

感情より事実を大切に

介護や生活支援などの感情は尊重しつつも、財産の場所や内容など「事実」を共有することを優先すると話が進みやすいです。

特に介護に要した費用などはしっかり記録しておきましょう。

家族でやっておきたい相続準備ステップ

実際に私の家で進めた流れを紹介します。

家族で話してみる

お盆の食後、コーヒーやお茶を飲みながら「将来のことを整理しておこう」と軽く提案しました。

親の思いを書き残してもらう

簡単なメモや手紙でも構いませんが、必要に応じて専門家を通じて残す方法もあります。

生前贈与や信託を検討

すぐには決めませんでしたが、「将来的にこの方法もある」という選択肢を知っておくことが重要です。

税金や手続きをざっくり知っておく

相続には期限があるため、事前に全体の流れを理解しておくと慌てません。私は市の無料相談で基本を教えてもらいました。

まとめ:お盆は「家族の未来」を話す時間に

相続の話は、家族を守るための準備です。

事前に共有しておくことで、誰かが困ったり揉めたりする可能性を大きく減らせます。

お盆は家族が集まる貴重な時間です。

お茶を飲みながらでも、少しだけ「これからのこと」を話してみてください。

きっと将来、「あの時話しておいてよかったね」と言える日が来るはずです。

筆者活動のご紹介

ここでは、筆者の活動をご紹介します。お力になれるものがありましたらお問い合わせフォームからご連絡ください。

電子書籍(kindle)の出版

このたび、我が家では、親子で挑戦した記録を電子書籍(kindle版)にして出版しています!

その書籍の一部をご紹介します!出版のご相談はご連絡ください。

「やってみな、わからん」M-1グランプリ1回戦突破の小学生兄妹コンビの挑戦記

「家族で遊んで学ぶ起業とお金の仕組み」

ウェブライターのお仕事の受注

筆者はウェブライターとしても活動させていただいております。もしお役に立てることがありましたら、お問い合わせフォームからご連絡いただけますと幸いです。

▼執筆経験のある主なジャンル
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