ご挨拶
どうも、かず~むです。
3人の子供の親をしながら平凡なサラリーマンとして今日も社会の荒波にのまれています。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
この記事を読めば→お金を借りるのは良いことか悪いことかが分かる!
久しぶりにテレビを見ていたら、キャッシングやローンのCMが目に入りました。
お金の貸し借りについては、特に誰からも教わることもないので、本当にお金を借りていいのか迷う場面も多いかと思います。
前回は、「他人にお金を貸すかどうか」ということを記事にしました。
今回は、その逆で、「お金を借りる」場面についてです。お金を借りると言っても友人や知人からではなく、金融機関から借りる場合を想定しています。
銀行などの金融機関などから「お金」を借りている人や借りようかなと考えている人がいるかもしれません。既に借りている方もいるかもしれません。また、あまり意識はしていませんが「住宅ローン」もお金を借りています。
「お金を借りる」というと何か悪いことをしているような気がして躊躇することもありますが、実は借金には良い借金と悪い借金があります。「良い借金」の場合には、何も恐れることはないし、負い目を感じることはなく、むしろ夢の実現に効率的に近づく方法になるかもしれません。
では、今回は、そのあたりを詳しくご紹介していきます。
「借金」は効率的にお金を手に入れることができる手段
お金を手に入れる方法としては、まずは、給料をもらったり、物やサービスを売ってお金を手に入れる方法を思いつきますが、実は他にも方法があって、そのうちの1つが「お金を借りる」と手段です。
最近では、CMなどやいろんな広告などの影響もあって、気軽にお金を借りる人が多いようです。
私も実際にお金を借りたことがありますが、所定の手続をして、書面に名前や住所を書いて、振り込まれる口座を書いて、印鑑を押せば、しばらくしたら口座に入金されます。
あっという間に現金が手元にはいってくる、そこだけを見ると、働いて稼ぐよりも、時間と労力を奪われないので、お金を借りることは、手っ取り早く「お金」を手に入れるためには、有効な方法だと言えます。
もし何か実現したいことがあるけど、お金が足りない場合、稼いでいては時間が間に合わない場合などには、お金を借りる手段は効果的だと思います。
借りたものは、利息とともに返さなければならない
一方で、借りたものは必ず返さないといけません。しかも、「利息(利子)」というものを付けて返すことになります。
これは、借りている期間は、お金の持ち主である貸主の「お金の自由(自由に使える権利のようなもの)」を借りているわけですから、一般的には、元の借りたお金だけではなく、一定の利息を支払うということがルールです。
ただ、当初は利息も付けて期限通り返そうと思っていたけど、いろんな事情で一括で返せないので分割にしてほしいという人もいるかもしれません。
仮に分割にした場合には、それだけ返済は長期になるわけですから、返済期間が2年になれば、2年目にも利息、そして3年目にも利息を支払うことになります。
借りたお金が多額だった場合、結局10年20年経っても、利息だけを支払って、いつまで経っても完済できないという事態になり、結果的に、はじめに借りた金額の何倍ものお金を貸主に支払うことになります。
また、放置しておくと、時間の経過とともに発生する利息が膨らむので、利息分だけお金を余計に支払わないといけなくなってしまいます。(→時間が敵に回るイメージです。)
借りた「お金」を返せないとどうなるのか。
例えば、ケガをして働けなくなくなって収入が減ったとしても、売上げのアテが外れてしまった場合でも、借りたお金は返さないといけません。
どうしても返済できないと、借主が所有している他の財産の中から返済してもらうことになります。
例えば、自宅を持っているのであれば、自宅を処分してその中から支払ってもらったり、給料がある人であれば、それを差し押さえられる手続があります。
つまり、何があっても、借りたお金は必ず返さないといけないということです。それでも返せない場合には「破産」という手続きがあって、借金がなくなる場合もありますが、いろんな条件や制限があります。
お金が返せない場合には、生活の基盤も失うことになりかねません。
お金を借りるということは、効率よくお金を手にいれられる反面、利息を付けて返さないといけなくて、もし返せなかったら生活基盤を失うリスクもあるものだということが言えます。
借金の性質に注目すると「良い借金」と「悪い借金」が分かる!
こういった借金の性質に注目すると「良い借金」と「悪い借金」があることが分かります。具体的に言えば、借金の一番のポイントは利息です。
例えば、100万円借りたとして、借りた瞬間は100万円の債務(返さないといけない義務)が発生するだけで、その場で100万円返してしまえば何の負担もありません(→そんなことをする人はいませんがw)
しかし、時間の経過とともに利息が発生します。その利息分だけ負担が増えているということになります。そこで、この利息をどうクリアするかが良い借金と悪い借金の分かれ目ということになります。
ポイントは元金+「利息」を返済できるものかどうか。
例えば、1年後に必ず150万円で、必ず売れる物があったとします。今は、それが100万円で売っているとします。年利10%で100万円借りて、その物を100万円で購入したとします。
1年後に売却すれば50万円の利益が出ますよね。
また、1年後には、利息も発生しますが、その額は10万円です。つまり最終的な利益は出る。とすれば、この場合、最初の借金というのは、悪くなかった、むしろ利益を出すきっかけとして、良かったということになります。
もっと具体的にいうと、その借金で何を買うか、将来、回収できるだけの期待値の高い資産(「お金」を生み出してくれるもの)を買えるかどうかが大事だということが分かります。
例えば、個人的にギャンブルに充てたいのでお金を借りる行為は、(当たれば別ですが)何もお金を生み出しませんので、「悪い借金」、一方で新規の商品を開発したいのでお金を借りる行為は、その商品が将来ヒットする可能性が高ければ、お金を生み出してくれる期待値が高いので「良い借金」となりやすいということになります。
お金の流れが重要なこともある!
お金を借りて手に入れたものが、きちんと継続的に利益を生んでくれるものかどうか、例えば、1年間で、20%(20万円)の利益を出してくれる資産を購入していて、一方で借金の利息が10%(10万円)であれば、その流れの中では利益が生み出され続けるということになります。
これをキャッシュフローというようですが、現金が途中でなくならないようなお金の流れを作ることが大事ということになります。(→時間を味方につけるということなのか!)
【結論】⇒借金にはいい借金と悪い借金がある。見分けるポイントは、利息、使い道、キャッシュフロー
借金には、その性質から「良い借金」と「悪い借金」があって、その見極めは「利息」部分をどうクリアするかということが重要です。
そのためには、利息がいくらか(高いか安いか)、その借金で得た「お金」を何に使っているか、そして、プラスになる「お金」の流れになっているかを見ると良い借金か悪い借金かが判断できるということです。
そして、最後に私の失敗談・住宅ローンについてご紹介します。
不動産業者には資産になるのでと言われマンションを購入しましたが、購入した時点で、既にその購入価格よりも価値は低いのが一般的です。資産を購入したとはいえません。
自分で住むために購入しているので、継続的に利益ができるような「お金」の流れになっていません。
このような場合には、利息が安かったとしても、買ったものは資産といえず、また、プラスを生むキャッシュフローにもなっていません。ということは、あまり良い借金と言えません。(→これは我が家です(泣)。
やはり「お金」の勉強というのは大事ですね。
【ここからはおまけ】
じゃ、どうやって子供に伝えるか?我が家バージョンです。所要時間は10分くらい。子供が暇そうにしているときに試してみてください。
用意するもの
- 100硬貨2枚
- 10円玉3枚
- 紙
手順
- まず、紙に「1分後に130円と交換できる券」と書く
- 子供に100円玉1枚を借りさせる。利息は1分で10円で、1分後に110円返さないといけない言っておく(実際は違法ですが)。
- じゃ、子供にお金を返すために何をしないといけないのか聞く。
- (稼ぐ、働くということが出た場合)1分しかないから110円は手に入れれないと伝える。
- 1分後、返済できないという状態を伝える。
- つぎに、「1分後に130円と交換できる券」が100円で売っていたとすると伝え、それを買うために100円を借りて買ってみるよう伝える。紙を渡してあげる。
- 100円は1分後に30円渡してあげて、110円を回収する。
- 1分後の手元の金額20円を確認させて、さっきと何が違うのか確認させたうえで、今回の説明をする。
以上で~す。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
今回、参考にしたものは以下のものになります。詳しくお知りになりたい方は、以下からどうぞ!
楽天:いま君に伝えたいお金の話 (幻冬舎文庫) [ 村上 世彰 ]
Amazon:いま君に伝えたいお金の話 (幻冬舎文庫)

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