
「FX」が話題らしいけど、そもそもFXって何?

FXって必ず稼げるって聞いたけど本当?

FXで稼ぐには、どんな人が向いているの?

FXには、どんなリスクがあるの?

未登録の業者から勧誘されたけど登録していい?
こんな疑問やお悩みを持たれる方も多いのではないでしょうか。
最近の円安の影響もあって、人気の「FX」。
FX(外国為替取引)とは、ある国の通貨を別の国の通貨に交換し利益を得ようとする投資手法です。
例えば1ドル=100円の時にドルを購入し、1ドル=130円の時にドルを売却して30円の利益を得るというもの。
そして、FXは、取引額の一部に相当する証拠金を預けるだけで、実際はその何倍もの取引を行えるのが大きな特徴です。
このため、大きな金額を動かすことができるため、大きな利益を得やすいとされ、SNS上などでは「FXは稼げる!」と投稿している方もたくさんいます。
一方で、FXには、デメリットもあり、FXで大きな損失を抱えてしまい破産してしまう人も。
筆者もFXで一獲千金を狙って、過去約3年間FXによる取引をしていました。
この記事では、そんな筆者の体験談を通して、FXのメリットやデメリット・リスクなど、FXに向いている人、向いていない人についてご紹介します。
記事の内容には筆者の感想も含まれますので、投資はあくまで自己判断でお願いします。
FXのメリット
日本のFX口座は、およそ700~800万口座で世界的に見ても多く、そのうち実際にトレードしているのは70万人くらいはいるのではないかと言われています。
なぜ、多数の人がFXに魅力を感じるのか。
それは、以下のメリットがあるからです。
レバレッジ効果
FXでは、少額の証拠金を投入して、より大きな取引ポジションを持つことができます。
これをレバレッジ(てこの原理)といいます。
レバレッジにより、小さな資本しか持っていない人でもから大きな利益を狙うことが可能です。
例えば、実際には、10万円しか持っていなくても100万円分の取引が可能になるということです。
この点は、単なる外貨預金は異なる点です。
実際には、口座を開設する際に「最大で何倍のレバレッジまで可能とするか」設定します。
ちなみにレバレッジが大きいほど利益も大きくなるので、筆者は、一獲千金の最大の25倍に設定していました。
スワップポイント
FXでは、日本のような超低金利の国の通貨を売って、アメリカの金利水準が高い国の通貨を買うと、スワップポイントと呼ばれる収益が、ポジションを決済するまで毎日得られることになります。
この点、外貨預金のように満期の概念がありません。
スワップポイントは「金利差調整分」とも呼ばれ、2カ国間の金利差によって発生する利益です。
筆者の場合には、超低金利の日本円で、米ドルを購入し、アメリカが日本よりも高金利であったため、ある程度の期間、ドルを保有していたため、スワップポイントを得ることができました。
24時間取引可能
FX市場は世界中で取引が行われており、週末を除いて24時間取引が可能です。
これは、異なる時間帯で取引できる利点を提供し、トレーダーに柔軟性をもたらします。
例えば、サラリーマンであれば、お昼休みや早朝夜間の取引などが可能です。
この点は、取引時間に制限がある株取引とは異なります。
筆者は子育て中だったため、毎日取引できる時間帯が流動的で、子供たちが寝ている時間帯に取引することが多かったです。
それぞれのライフスタイルに合わせた取引が楽しめます。
多様な通貨ペアを取引できる
FX市場には多種多様な通貨ペアが存在し、トレーダーはさまざまな市場で取引できます。
これにより、トレーダーは自分の専門知識や戦略に合った通貨ペアを選択できます。
例えば、「米ドル」「ユーロ」だけでなく、「トルコリラ」「ぺソ」「人民元」などの取引もできます。
圧倒的に人気で、世界の基軸通貨をされる「米ドル」の取引者が多いことから筆者も「円」と「ドル」の取引をしていました。
リスクヘッジの手段
FXは、他の資産クラスと組み合わせてリスクヘッジの手段として使用できると言われています。
例えば、株式投資との相関性が低いため、ポートフォリオのリスクを分散するのに役立ちます。
株式市場との値動きが異なるため、保有株が値下がりしてもFXで利益が出るということがあります。
筆者が取引をしていた時期は、保有株が値上がりしたけど、FXで損失が出ているという状況が多かったような気がします。
必ずしもリスクヘッジになるかどうかはタイミングや取引額によるのではないかと思います。
FXのデメリット
一方で、FXにはデメリットがあります。
FXに興味がある人はデメリットもしっかり押さえておきましょう。
為替リスク
FX市場は、「為替」を基本としています。
為替は、急激に変動します。特に最近では上下の変動がとても激しくなっています。
FXはまさに為替によって利益を得ようとするものですので、リスクは高くなります。
為替は、例えば、ある国の統計や要人の発言、戦争などによって大きく変化します。
これにより、予測できないの損失が発生する可能性(リスク)が高まります。
初心者への難しさと怪しい業者
FXには高度なスキルと知識が必要です。
成功するためには、テクニカル分析や基本的な経済指標の理解が必要です。
多くの初心者は初期の段階で大きな損失を被ることがあります。
このため、FXにはコンサルと称したり、タイミング教えます!というような怪しい営業をしてくる業者もあります。
実際、どの程度儲かっているかは真偽不明ですが、自分の判断でFXで勝負して負けるならともかく、このような人たちにお金を投じて失うのは控えましょう。
FXのリスク
投資には、リスクがつきものです。
一般的にFXはハイリスクハイリターンな投資手法と言われています(投資ではなく「投機」という方もおられます)
そこで、FXにおいてのリスクを抑えておく必要があります。
レバレッジの危険性
レバレッジを用いた取引は、大きな利益を追求する一方で、大きな損失をもたらすリスクを高めます。
レバレッジの誤用は致命的な結果につながることがあり、一晩で多額の損失を出してしまうこともあります。
筆者の場合にも、「数万円程の含み益が出ていたのに、一夜で大損失」というようなことを何回か経験しました。
あくまで無理なくそれぞれの許容額の範囲で行うべきだと思います。
市場リスク
外部要因によってFX市場は影響を受け、政治的な出来事や経済的な指標の発表などが価格に大きな影響を及ぼすことがあります。
トレーダーは市場変動に対処する必要があります。
意外な要因による損失
トレーダーは予測できない要因によって損失を被る可能性があることを理解しておく必要があります。
天候、自然災害、政治的な不安定さなどが市場に大きな影響を及ぼすことがあります。
向いている人とは・・・
では、このようなFXに向いている人はどんな人なのでしょうか。
スピーディーな取引ができる人
為替の値動きはとても激しく早いため、スピーディな取引ができる人が向いています。
逆に、筆者のようにリアルタイムで値動きを追えない人などは、売買のタイミングを逃してしまうことになりますので、向いていないかもしれません。
決断力のある人
FXは特に判断力のある人、その中でも「利確(利益確定)」「損切り」が適切できる人が向いていると感じています。
「あともう少し待てば上がるかも?」「ここで追加入金すれば上がるかも?」「もっと上がるのを待とう」というようなことを考えていては、損失が膨らんでしまうことになりかねません。
マイルールをしっかりもって感情的にならずに機械的に売買するというような方が成功しやすいのではないかなと思います。
資金に余裕のある人
FXは魅力的な投資方法である反面、不確定要素が多いため、あくまで余剰資金の範囲内で行うべきです。
生活費用や教育費用を削って取引するようなものではありません。そのようなことをしてしまうと人生を賭けたギャンブルになってしまいます。
一方で、余剰資金のある方は、新たな投資手段として検討してみてはいかがでしょうか。
結論
FXのメリットやデメリット・リスクなどをご紹介して、FXに向いている人、向いていない人についてご紹介しました。
FXは魅力的に見えるかもしれませんが、万人に向いている投資手法ではなく、その裏にはデメリッやリスクが潜んでいます。
余剰資金の範囲内でメリットとリスクを十分に理解し、慎重に取引を行う必要があります。
おまけ
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