親子で学ぶ大切なお金の話|「お金」はどうして生まれたの?

※アフィリエイト広告を利用しています
お金の勉強
この記事は約8分で読めます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ご挨拶

みなさん、どうも。かず~むです。

3人の子供の親をしながら今日も社会の荒波にのまれています。

みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。

このたび、我が家では、電子書籍(kindle版)を出版しました!その書籍がこちらです!

https://www.amazon.co.jp/dp/B09XVHJ5P7/ref=cm_sw_r_tw_dp_7RMX4CK1SNP1KRGC1ZFP

勤労感謝の日に我が家で行った家庭内起業(ごっこ)の模様をまとめたシンプルなものになっていますので、参考にどうぞ♪

この記事を読めば→お金を稼ぐこと、使うことの意味が分かる!かも。

さて、本題です。先日、財布の中を整理していたら、やたらと小銭がいっぱい入っていて、財布が膨張していました。また、クレジットカードやポイントカードも入っていて、たいぶメタボな財布になっていました。

そこで、ふと場所を取っている小銭や紙幣を見て、「お金」って、こんな形をしているんだろうと気になりました。

最近の「お金」電子マネーや仮想通貨、トークンっていうのも出てきたり、、、いろんな形状のものも出現しています。

どうしていろんな形があるんだろう。どうして「お金」って必要なんだろう。

家族や友人などより多くの時間付き合うことになる「お金」の成り立ちについて、記事したいと思います。

この記事を読めば、単に、「お金」の成り立ちについて語れるようになるだけではなく、「お金を稼ぐこと」や「お金を使うこと」の意味が分かるかもしれません。

それでは、詳しくご紹介します(諸説あり)。

物々交換からスタート

大昔は、人は、魚を捕ったり、動物を捕まえてその肉を食べたり、キノコなど採って生活していました。まだ、そこには、「お金」というのは存在していませんでした。

そこで、魚を捕っている人も「肉が食べたい!」、肉も捕っている人も「魚を食べたい!」と思います。

そこで、「ちょっと交換しようか」ということになって、いわゆる物々交換がスタート。

ただ、この物々交換には、少し問題がありました。それは、魚を捕っている人が、海から魚を欲しがっている人の所に魚を届ける時に、魚が腐ってしまいました。

また、せっかくの思いで、魚を届けたとしても、「いや、今日は、魚よりキノコが食べたい気分なんだ」と言われ受け取ってもらえなかった場合には、魚を捕っている人は、交換できず、肉を得られないということが起きてしまいました。

こんなこともあり、あまり物々交換がうまくいかなかったようです。

いったん置き換えることにした→「貝」

そこで、この「腐る」というものを解消しようと人間は考えます。

具体的には、みんなで話し合って「魚や肉やキノコを、いったん腐らないものに、置き換えよう!」という話になりました。

話し合いの結果、「一回、貝なんかに置き換えてみない?」ということになりました。例えば、魚1匹が貝4個分、肉1個が貝8個分、キノコ1個が貝2個分という感じで。

まずは、持ち運びしやすい「貝」などに置き換えることを試したようです(→余談ですが、「買」「財」「貯」など、お金に関する漢字には、「貝」が入っているのかもしれませんね!)。

この瞬間に何か「お金」っぽいものが誕生しました。

しかし、まだ、この段階では、今使っているような紙や硬貨ではありません。

さらに置き換えることにした→「金」

「腐る」のを防止しようと貝に置き換えてみようということで試していましたが、まだ、問題があったようです。

それは、「貝」は海辺にたんさん落ちています。ということは、誰でも集められますし、もろくて割れてしまうことはあります。

簡単に貝を集めることができてしまうと、それを使って、簡単に肉や魚やキノコと交換できてしまうので、交換される側としては、あまり良い感じではありません。

そこでまた人間は考えます。

「その辺に落ちてなくて、かつ、腐らず丈夫なものにしよう、そして、数が少ないものにしよう!」ということになります。

そして、またまた話し合いの結果、「金属なんかがいいんじゃないかな?銀や銅は時間が経つと、錆びてきたり、形が変わってくるこもあるから、あんまり汚れない「金(きん)」にしよう」ということになりました。

ただ、「金」にも問題がありました。それは、かなり重いこと。。。目立つし、移動させるには不便です。

例えば、私の住んでいる地域から東京に買い物に行くときに、毎回「金」をもっていかないといけない状況だったとすると、高額のものを買おうとすると大量の「金」を持ち運ばないといけなくなってしまいます。

「あっ!あいつ金を運んでいる!」って強盗に狙われるリスクも高くなります。そして、大量の「金」を保管しておくのも大変です。

と、いうことで「金」は不便だったようです。

救世主!?謎のおじさん(おばさん)登場!

そこで、なんかいい方法はないかなと、考えていたところ、謎のおじさん(おばさん?)が登場したようです。

そのおじさんが何をしたかというと、「うちで、金を預かりまっせ」って両替を始めだした。

具体的には、「金を預けてくれた証しとして、預かり証をお渡ししまっせ、この預かり証を持ってきてくれれば、預けた分の金をお返ししまんがな(手数料は引かせてもらいますけどな)」という感じで、その両替おじさんが、「預かり証」というものを発行しだしました。

預ける側からしたら、大量の金を持ち運ばなくてよくなるし、預かり証は腐らないし、その紙の預かり証さえあればいつでも「金」と交換できるので、みんなはすごく助かったようです。

だからみんなは、たくさん謎の両替おじさんに「金」を預けることにしたようです。

みんなは、両替おじさんからもらった「預かり証」を持って、お好み焼き屋さんにいって、お好み焼きを食べる時に、お好み焼き屋さんに「この預かり証を両替おじさんにもっていけば、金と交換してもらえるから」って言って、「預かり証」を渡して、その変わりにお好み焼きを買いました。

お好み焼き屋さんの店主さんもその「預かり証」の価値を知っているので、「たしかに。」といって、その「預かり証」を受けるのと引き換えにお好み焼きを売りました。

そして、そのお好み焼き屋の店主に預かり証が渡ります。こうして世の中に両替おじさん作成の「金(きん)と交換できる券」が広まっていきました。

「お金」の誕生へ

そして、お好み焼き屋さんの店主は、両替おじさんの所へ持って行って、金(きん)に換えてもよかったのですが、こんなことを考えます。

「みんな両替おじさんのところに預かり証を持っていけば、「金」と交換してくれることは知っているんだから、わざわざ、この俺が、これを持っていかなくても、俺もこの預かり証を使って何かを買えばいいんじゃないか」と思い始めます。

そこで、お好み焼き屋の店主さんは、預かり証を定食屋に持っていって、からあげ定食を食べてやろうということになりました。(→申し遅れましたが出てくる店名は私の好みからの例えですw)

そして、定食屋のご主人も同じように、「俺が金に変えなくてもいいんじゃないか。預かり証の価値を知っている靴屋の店主のところで、預かり証を使って靴を買おう。」とその預かり証で靴を買いました。

こうして、いつの間にか、金と両替というのを省いて、預かり証だけで、いろんな取引をするようになりました。その結果、社会が、預かり証だけでグルグル回りだして、誰も「金」と交換することがなくなりました。

そして、いつの間にか、預かり証っていう紙だけでモノが買えるようになりました。これが「お金」(紙幣)の誕生と言われています。

結論→「お金」は共同幻想から生まれた!

いかがでしたでしょうか。お金の成り立ちには諸説あるので、この話が確実なものかは分かりませんが、ここで大事なのは、「お金は一貫して何かと交換するために使われている」ということと「預かり証に「金」に交換できるということを信じたから価値が生まれた」ということです。

逆に言えば、お金と言われる物(貝や金や預かり証)自体に価値があるわけではなく、それ何にも交換しないで集めていても意味がありません。

また、「ただの紙切れじゃないか」と、みんなに言われてしまうと、とたんに価値がなくなります。

例えば、日本で流通している1000円札は、ジャングルの秘境に住む部族の所では、果物と交換してくれません。なぜなら、その部族の人は、日本の1000円札に1000円分の価値を信じていないからです。

お金っていうのは、使う人たちが、みんなそこに価値があると思ったから価値が発生したということになります。(→共同幻想っていうらしいですね。)

ということは、みんなが「これが価値がある!」って共同で幻想できるものがあれば、別の物でもいいということです。だから、電子マネーや仮想通貨やトークンなどのようなものも出現してきているんですね!

だから、お金は、共同で幻想できる人間しか扱えないんですね。

【ここからは、おまけです】

じゃ、どうやって子供に伝えるか?我が家バージョンです。所要時間は10分くらい。よかったらに試してみてください。

用意するもの

  • (紙幣サイズの)紙
  • ボールペン
  • 1000円札)
  1. 1000円札を見せてこれで何が買いたいかを言わせる。
  2. そこで、紙に「1000円」と書かせる
  3. 2で作った紙で買い物ができるか聞いてみて、買い物できない理由を聞いてみる(度胸があれば、実際お店に行って使えないことを確認する!)。
  4. どうして同じ紙で出来ていて「1000円」って書いているのに使えるものと使えないものがあるのかを聞いてみる。
  5. 今回の説明を自分の言葉でする。

以上で~す。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

今回の記事の参考にしたのは、以下のものです。詳しくはこちらからどうぞ↓

楽天:いま君に伝えたいお金の話 [ 村上世彰 ]

amazon:いま君に伝えたいお金の話 (幻冬舎文庫)

 

コメント