ご挨拶
どうも、かず~むです。
3人の子供の親をしながら平凡なサラリーマンとして今日も社会の荒波にのまれています。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
我が家には3人の子供(長男、次男、長女)がいますが、お金の勉強の実践編として、子供たちが投資にチャレンジすることになりました。
今回は、我が家の子供たちが、どうやって小さな投資家になったのかについてご紹介したいと思います。お子さんに投資を教えたいと思っているお父さんやお母さんの参考にしていただければ嬉しいです。
欲しいものがあった時、どうする?
まず、こんな質問をしてみました。

今、欲しいものはある?
これに対する、3人の子供の答えは。
- 長男(中学2年生)「新しいパソコンが欲しい」
- 次男(小学2年生)「ニン〇ンドースイッチが欲しい」
- 長女(幼稚園年長)「可愛いお洋服が欲しい」
でした。そこで、次の質問。

それを手に入れるためには、何が必要だと思う?
全員、「お金が必要!」と回答していました。

じゃあ、お金を手に入れるためにはどんな方法がある?
ここでは、お金の調達方法について、いろんなアイデアが出ていました。
「もらう」「稼ぐ」「借りる」などが出ましたが、「今は、全員が子供だから、どこかに行って働くことができないルールになっている」「お金をくれる人や貸してくれる人は、そう簡単には見つからない。それに借りたら返さないといけないけど返すお金はない。」などの意見が出て、結局お金を手に入れる方法については、見つからないままでした。
それに長男が、「稼いだり、借りたりして手に入ったお金でそのまま物を買ってしまったらお金がなくなってしまう。そして、また欲しいものがあったら、また、働いたり、借りたりしないといけなくなる。その時には、働く場所がなかったり、貸してくれる人がいるとは限らないから得策じゃない。」というようなことを言っていました。

自分の持っているお金をできるだけ減らさずに、継続的に欲しいものを買うことができる方法ってないかな?
こんなやりとりをしながら、投資について紹介しました。

元手は、先日、国から配られた特別定額給付金の10万円を取っておいたので、それを元手に、3人の子供が投資を始めることにしました。(ちなみに100円から購入できる投資商品もあります)
投資を始める前のルール
元手に投資をするにあたって、3つのルールを作りました。
- 必ず投資をすること。(貯金はダメ)
- 成功しても失敗しても全部自分の責任ですること
- どうして成功したか、どうして失敗したと思うか伝えること
必ず投資商品を買うこと
今回は、投資を経験してもらうためのものなので、必ず10万円を使い切って投資をすることを第1のルールにしました。
今回の取組は投資を経験してメリットとデメリットを親子で学ぶことなので、貯金やそのまま置いておくということはしないように設定しました。
儲かっても損をしても自己責任
自分がいいなあと思ったものを買うことにしようと伝えました。
と、同時に、うまくいった時の利益は全部自分のもの、その代わり、損をして元本が減ってしまうようなことがあっても自分の責任ということを説明しました。
「人が買った方がいいよと言ったものを鵜呑みにして何にも考えずに買ってはダメだよ」と言った上で、「どうしてその商品に投資をしたか」の理由を発表してもらうことにしました。
成功と失敗の理由を伝える
「利益が出たかどうか、損失が出たかどうか」ということよりも「なぜ利益が出たのか、なぜ損失が出たのか、どうしたらもっと利益が出るのか、どうしたら損失を防げるのか」を子供たちに考えてもらうことを目的しました。
なので、自分の買った投資商品がどうなっているかを1週間に1回くらいは振り返り、みんなで作戦会議をすることになりました。
さあ、銘柄を各自で物色!
まず、早速、長男(中2)は、グーグルで株の銘柄を検索していました。そこで、いい銘柄を見つけたようですが、分からない用語を見つけたらしく、それを調べていました。
やはり、そこは長男!
お金がかかっているため、真剣に調べて、本当にこれでいいのか、というのを自問自答して慎重に銘柄を吟味していました。
途中で、パソコンの画面をのぞき見してみると、「EPS=1株あたりの純利益」「PER=株価収益率」「BPS=1株あたりの純資産」「PBR=資産対株価の正当性指標」「ROE=自己資本利益率」など目がくらむような文字や数字をパソコンに打ち込んでいました。。。(→何を始める気だ!?)
一方、次男(小2)と長女(年長)は、分析をするのが難しいので、ひとまず、知っている身近な会社を順番に挙げていって、知っている会社の株を買おうということになったようです。
「コーラ、アマゾン、グーグル、ズーム、フェイスブック、Twitter・・・(おいおい日本の企業が出てこない・・・)」
日本企業では、やっと「ファミリーマート」「セブンイレブン」などのコンビニの名前が出てきてきました。(ほっ。)
長女からは、なんと!近くの神社の名前が出ていました!!(笑)神社は会社じゃない・・・。
次男と長女から「アメリカの株は買えないの?」という質問があり、SBI証券では購入できるので、「買えるので、そのまま相談を続けていいよ」と伝えました。(→SBI証券、便利!)
さて、3人の選んだ銘柄は?
結局、個人個人の考えで物色した結果、以下の銘柄の株を買うことになりました(全部アメリカの株でした。)。
- 長男・・・アップル、ゴールドマンサックス、コカ・コーラ
- 次男・・・マイクロソフト、コカ・コーラ
- 長女・・・アップル、コカ・コーラ
それぞれ選んだ理由を聞いたところ、
次男と長女は「コーラが美味しいから」という理由でした。(→なんじゃ、そらw)
また次男は、パソコンでゲームをすることがあり、パソコンを起動の際にロゴが出てくるのを覚えていたらしく、それで「マイクロソフト」を選んだということでした。
長女は、リンゴが好きということと、CMでよく「アップル」のロゴが出てくるので、選んだということでした。
まあ、長男も同じようなものだろうなと思っていたところ。
長男は、アップルについて調べた結果だったようであり、業績やアイフォンなどの販売数なども調べていました。また、そこで、アップルがスマホ以外にもいろいろ手を出そうとしていることを知り、時代を先取りしているということを知って確信をしていたようです。
また、コカ・コーラについても、次男や長女とは違って、配当割合に注目し、できるだけ、配当が貰える安定した会社という点で決めたということでした。
「ゴールドマンサックス」は単なるネーミングがかっこいいからということでしたw
また、コカコーラは長期に渡って、配当を出し続けていて、いろんな不況(コロナやリーマンショックのことを言っている)の時にも配当が出ていたので、おそらく今後も安定しているだろうということで決めたらしいです。
夜更かしして、いざ購入・・・あれこのままじゃ買えない?
まあ、一応それぞれが、理由を持って株を購入することになりました。
この取組をする前に、それぞれのジュニアNISAの口座を開設してそれぞれの口座に10万円を入金しておいたので、本人たちにログインさせ取引をさせることにしました。
いずれも米国株でアメリカ市場での売買になり、取引は夜間になるので、次の日が休みの金曜日に少し遅くまで起きて、それぞれがパソコンに向かって、入力させました。(クリックも親が監修の下、本人たちにさせました)
しかし、このままでは買えません。
あれ?
そうです。日本円をドルに両替する必要があります。
この場面では、為替のことについて説明しました。
「アメリカの株を買うには、アメリカのお金(ドル)が必要なので、日本のお金(円)を両替しないといけない。だけど、じゃ、1ドルを何円分にしたらいいかというのが為替(かわせ)と呼ばれていて、常に変化しているんだよ。」と。
そして、いざ購入!緊張しながら何度も画面を確認して3人とも無事思い通りの銘柄を購入することができました。
株を購入してからの発言
毎日のように購入した会社名が会話の中で出てくるようになりました。
あっ!またCM出てきたら儲かる!いや、広告費にお金を使っているから儲かっているとは限らない!というような話とか、これからはコーラを買う時はコカ・コーラを買おう!などという発言も。
そして、ニュースでも「為替」について、今日は、円高だとか円安だとか、明日はどうなるかなと、やたら経済ニュースに興味を持つようになりました。
また、長男は、簿記の勉強をしているので、貸借対照表や損益計算書がどうなっているのかを見たりしていました。簿記の勉強が投資で生かせるというのを実感したようです。
配当について
米国株は日本株と違い、4半期ごとに配当が出す会社が多いようです。
元手が10万円でさらに複数の銘柄を買っているので、1回あたりの1銘柄あたりの配当金は、数十円で、なかなか本来の目的のものを購入できるようになるには長期間かかるようですが、子供たちには、大きなお金で、そして何より「不労所得」ですので、その価値は大きく感じているようです。
早速、配当をどう使うか次男と長女が話合っていたところ、長男が、「この配当を貯めて、また株を買ったら、次の配当はもっと増えるんじゃない?」と、「複利」について、説明をしていました。
まとめ
今回は、株式投資について、子供たちとチャレンジすることになりました。まさか初回から米国株だとは思いませんでしたが、まあそれも実験・経験なので、面白いかなと思いました。
自らが働いてお金を稼ぐことだけではなく、お金に働かせて自分の欲しいものを手に入れるという手法を学んでくれたことで、少し将来の選択肢が増えたかなあと思っています。
このようにして我が家では3人の小さな投資家が誕生しました!
さあ、どうなることやら。
またこのブログでご紹介していきますね♪
今回は、以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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