ご挨拶
どうも、かず~むです。
3人の子供の親をしながら平凡なサラリーマンとして今日も社会の荒波にのまれています。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
この記事を読めば→「宝くじを買うとお金持ちにはなれない理由」が分かる!
昔は年末だけだったように思いますが、1年中やたらと「宝くじ」のCMが増えてますよね。CMにされていないものも含めるとたくさんあります。

昨年や今年は、新型コロナウイルスの影響もあって、ボーナスが思うようにもらえなかったり、給料が減ってしまった人も多いので、特に、宝くじで一獲千金を狙おうとする人も多いのではないでしょうか。
高額当選したら・・・と考えるだけで、ワクワクしている人も多いかなと思います。一挙に多額のお金を手に入れることができる「宝くじ」って魅力的に感じる人も多いようです。私もこれまで相当な金額で相当な夢を買っていました。
しかし、残念ながら、この「宝くじ」を買い続けている限り、「お金持ち」にはなれないようです。それは宝くじの構造を知れば、一目瞭然です。宝くじ売り場に向かう前に見ていただければ嬉しいです。
では、ご紹介します。
「宝くじ」というキーワードで検索したら・・・
まず、宝くじの魅力といえば、何といっても高額な当選金ですよね。そこで、まずは、「宝くじ 当選方法」などで検索してみました。
すると、「確実にあたります!」とか「買うのにいい日はこの日だ!」とか「この番号を買っておけ!」「高額当選者の買い方!」みたいな広告などがたくさん出てきました。
さすがに、私は信じていませんが、こういった広告をきっかけに、情報屋さんみたいなところにお金を支払う人もいるのかなと考えてしまいました。
でも冷静に考えたら確実にあたるのなら、なぜ情報を売る必要があるのか教えてほしいですね、その情報屋さんはどう答えるのでしょうか。
宝くじを買う前にはこういった「分かりやすい落とし穴」があるようです。
「宝くじ」の還元率とは?
本題ですが、宝くじや競馬などのギャンブルにはとても重要な「還元率」というものがあります。
還元率は、参加者の賭けたお金に対して、当選金として支払われるお金の割合のことを言います。

還元率=当選金の総額/賭けた総額
つまり、何パーセントが参加者の手元に返ってくるか(還元率)、何パーセントが主催者の取り分か(控除率)という割合がとても重要とのことです。
例えば、100万円を賭けて4人であみだくじをしたとします。この時、参加者は4人で、そのうち1人の参加者で当たった人に100万円が支払われますから、還元率は100%ということになります。
もしかしたら自分の手元には還ってこないかもしれないけれど、参加者の誰かに全額支払われるからこの場合の還元率は、100%ということになります。この場合、主催者側には何にも残りません。
パチンコやパチスロは還元率が80%から85%のようです。そして、競馬は70%から80%くらいになるらしいです。つまりJRA(日本中央競馬会)には、全体の約20%から30%の売り上げを得ているということです。
では、宝くじの還元率ってどれくらいでしょうか・・・。
なんと驚愕の46%!!!!!
つまり、1万円分の宝くじを購入したら、5400円は、主催者(胴元)が持っていっているということなんです。違う言い方をすれば、1人あたりで見ると1万円の宝くじを買った時点で、5400円を捨てているのと同じ状態になっているという訳です。
主催者側からしたら、これほど美味しい商売はありません。紙に番号と簡単な絵を印刷して配って、みんなから集めた「お金」の4~5割程度を返還すれば成立する商売なので。
「私もしてみたい」と思いましたが、そう簡単にはいきません。こういった旨味のある商売であるが故、自治体しかできないルールとなっています。勝手にギャンブルを企画しちゃうと犯罪として逮捕されることもあるようです。
宝くじの収益は公益事業などにも使用していますから、みんなに、たくさん還元していたら収益にならず、公益事業の原資にはなりません。(→よくこの道路やあの橋は俺の「お金」で作ったっていうおじさんいたな~w)
こういったことから還元率は低めに設定されていると言えます。つまり、購入者に還元される金額は他のギャンブルに比べて著しく低いということです。
「宝くじ」の当選の確率は?
「でも、当たればいいんでしょ。当たれば1人に高額当選金が入るから還元率なんか関係ない」と思われる方もおられるので、今度は「宝くじ」にあたる確率はどれくらいなのかご紹介します。
まずは、実際に毎年高額当選者が誕生しているようですから、確率はゼロでないことは分かります。そこで、調べてみました。
「年末ジャンボ」の当せん確率は?
例えば、2020年の発売予定枚数は1,320億円分(1枚300円)の4億4,000万枚でした。これに対し、1等の本数は22本。この段階で、計算する以前に、1等が当たる確率は果てしなく低いことが予想されます。
それでもめげずに実際に計算してみた結果、当せん金額7億円の1等が当たる確率は、2000万分の1(0.000005%)です。
宝くじの当たる確率と良く比較されるのが「雷に打たれる確率」ですが、一生に人が雷に打たれる確率は1000万分の1といわれていますので、年末ジャンボの1位が当たる確率は、死ぬまでに雷に打たれる確率より低いということです。
発行される宝くじを東京ドームの床に並べると2つと半分。
そこから1枚見つけ出す確率と同じくらいということになりますし、香川県内で1円玉が自分の家に落ちてくる確率とほとんど同じで、宝くじが当たる確率はサイコロを振って1の目が連続9回でる確率と一緒・・・。
とにかく、かなり低い確率であることは間違いないようです。例えば、FXでも上がるか下がるかの50%です。つまり、宝くじで高額当選しようとすることはかなり無謀なことが分かります。そして、自分の力でその確率をあげることもできません。
仮に当選したとしても・・・
「いやそれもゼロではないのだからと当選さえしてしまえば自動的に幸せな生活が送れる!」と思われる方も多いと思います。
しかし、仮に当選しても、結果的に破産してしまったりトラブルに巻き込まれたりすることも多いとようです。
その原因は、自分の器を超えてしまったお金が急に手に入るので、お金を失ってしまうかもしれない恐怖におびえたり、生活水準が変わってしまって急にお金使いが荒くなり多額の浪費をしてしまったり、周囲の人が話を聞きつけ急に人が集まりだして揉め事が発生したり、意外とその後トラブルになっている人が多いからです。
このようなことが起きることから、高額当選した人には、銀行から当選金の使うにあたっての注意事項を書いたパンフレットなどが配布されるようです。
【結論】→宝くじでは「お金持ち」にはなれない。宝くじは税金
宝くじは、購入した時点で半分以上主催者に搾取され、非常に低い(ほぼゼロ)の当選確率で、当選してもトラブルに巻き込まれる可能性がある。
そのようなものにお金を投じていては「お金持ち」にはなれません。
ところで、その収益の一部は、公益事業に使われています。これは、税金に似てますよね。(→収益を増やすためにだからバンバンCMを流してるわけですね。)
しかもこの宝くじには、自ら進んで「お金」を投じていっていますから、いわば、宝くじは「愚か者に特別に課せられた税金」と言えるかもしれません。
【ここからはおまけ】
じゃ、どうやって子供に伝えるか?我が家バージョンです。所要時間は10分くらい。子供が暇そうにしているときに試してみてください。
(用意するもの→サイコロ1個、または1~6まで書いたカード6枚、10円玉5枚、1000円札か10000円札)
①まず、1回10円で、ゲームができる、そのゲームに買ったら10000円(1000円)あげると言って参加させる。
②ゲームに勝つ条件は、サイコロを9回振ってすべて「1」を出す(カードで9回連続1を引く)ことと伝え、外れたら10円支払ってもう1回やり直すと伝える。
③子供の手持ちがなくなるまでやる。(→万が一、当たったら今すぐ宝くじ売り場へw)
④当選したら多くの「お金」がもらえるけど、そこにばかり注目していたら、いつの間にか手持ちの「お金」がなくなってしまう。では、「お金」を増やしたかったらどうしたらいいか聞いてみる。
⑤今回の話を自分の言葉で説明する。
以上で~す。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
今回参考にしたものは以下のとおりです。詳しくお知りになりたい方は、どうぞ♪

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