ご挨拶
どうも、かず~むです。
最近、データを整理していたところ、昔、友人の結婚式の余興でやった漫才の台本が出てきましたので、ご紹介します。
今回の記事はなんの役にも立ちませんが、笑っていただければ、幸いです。
それでは、どうぞ~
新郎友人代表の挨拶
(●はボケ。○がツッコミ)
●○ (新郎)くん,(新婦)さん結婚おめでとうございます。(手を叩く)
○ 僕らの漫才を披露するときがきましたね。
● いやー,のっけからこんなん言うのもなんなんですけど,奥さん本当にいいんですか。(新郎)くんで。まだ間に合いますよ。
○ いきなりなんやねんな。
● ぼくの方がええんちゃいます。僕の方が字画いいでしょ。
○ (頭をはたく)結婚式で何をいうとんねん。
● いや,別に俺も悪気があって言ってるわけじゃないんやで。本気で言ってるだけで。(ちなみに新郎は「本気になった」といってプロポーズしたらしい)
○ 余計にあかんねん。本気は一番あかんから。
● (新郎)くんもすぐ本気になるから。
○ そんなんええねん。それよりもせっかく二人の晴れ舞台ですから,あなたもなんか二人に言いたいこととかないんですか。
● ぼくら,(新郎)くんとは長年の友達ですからね。そりゃありますよ。
○ じゃ,そんなあなたから見た今日の(新郎)くんはどうですか。
● いやー,すごいかっこいいし普段から明るくて活発やけど,今日はいつも以上にパワフルやね。
○ いいじゃないですか。
● 今日の(新郎)くんやったらウエディングケーキ一人で全部食べれそうやね。
○ いや,病気なるわ。体が甘っ~なるわ。
● 甘いのは二人の仲だけにしとけみたいなね。
○ いや,うまいこと言わんでええねん。ウエディングケーキ一人で全部食べるのはただの食いしん坊でしょ。明るくて活発と関係あらへん。
● いや,今日の(新郎)くんは、スーパー行ったらお菓子買い占めそうなぐらい活発やで。
○ いや,だから食いしん坊と違うの。
● あっ違うわ。コンビニやったわ。
○ どっちでもええわ。
● ええことないがな。お店のお菓子買い占めるんやで。買い占めて独り占めにするわけやで。
まあ,これからは(新婦)さんを独り占めするわけやけどね。
○ いや,だからうまいこと言わんでええねん。(新郎)くんは買占めへんしな。
● いや,でも(新郎)くんは明活ですよ。
○ 明活というのは何や。
● 明るくて活発の略や。明活もしくは明発ね。
○ いや,どっちでもええねん。そんな言葉普段使わへんし。
● あと,(新郎)くんは男の僕たちから見てもすごいやさしいからね,(新婦)さんは(新郎)くんのこと、結構好きやと思いますよ。
○ いや,けっこうやなくて,めちゃくちゃ好きでしょ。結婚するんやから。
● でね,(新婦)さんも,すごいかわいらしいし,おそらく(新郎)くんに負けないぐらい明活やと思うから,(○・明るくて活発ね)(新郎)くんも(新婦)さんのことまあまあ好きやと思いますよ。
○ いやだから,まあまあやなくて,結婚するんやからめちゃくちゃ好きでしょ。何よりも好きでしょう。
● えー,野球より好きってことか。
○ そら野球より好きでしょう。
● でも(新郎)くんめっちゃ野球好きやで。バナザードとかに憧れてたらしいから。
○ あの元南海の外国人選手かいな。えらい,古くてマニアックやな。
● プロ野球チップス買い占めてもなかなかカードはお目にかかれへんで。
○ また買い占めんでもええけど,そうやね。
● そうそう。あと,屋敷ね。
○ 大洋ホエールズにおったね。足がはやくて守備がうまくて。
● あと,西武の松沼の兄やんね。
○ いや,みんなちょびひげの選手ばっかりやないか。
● あと,オグリビーね。
○ オグリビーもちょびひげね。
● で,ジグリビーね。
○ ジグリビーって誰やねん。
● ジグリ・ジグリビー知らんか。
○ 知らんわ。
● 俺も知らん。
○ 知らんのかい。
● 確かに,実在しないプロ野球選手ではあるけど,(新郎)くんがえらい気に入ってるから後で教えてもらったらええわ。ジグリビーの形態模写とかもやってくれるから。
○ マジでか。
● なんやったら結婚式の最後の花嫁からの手紙のコーナーのときに隣りでやってもらうか。
○ やめなさい。一番感動するところでしょうもないことせんでええねん。しかもジグリビーなんていう野球選手おらへんしな。
● でも(新郎)くん、すぐ本気にするからこれをフリやと思ってほんまにするかもしれへんで。
○ (新郎の方を向いて)あかんぞ。フリちゃうぞ。
● それあかんかったら,二人の生まれたときと同じ体重のジグリビー人形を入り口に用意しとこか。
○ いや,それはふつうテディベアを用意すんねん。なに,実在せえへん野球選手の人形用意しとんねんな。
● じゃ,エンディングのビデオをジグリビにしたらええねん。
○ 気持ち悪いわ。
● そうか,あかんか。
○ (新郎)くんは野球じゃなくてちょびひげが好きであこがれてるわけね。
● そらちょびひげはあこがれるやろ。
○ あこがれてもなかなか職場ではちょびひげできへんからね。
● いや,だからマスクして隠しとったらええんと違うかな。
○ でも、ずっとマスクしてられへんやろ。
● いやでも,新人の研修のとき,風邪もひいてないのにマスクして仮病つかって,研修さぼっとたからね。他の研修生はみんな騙されとったけど,俺は騙されんかったよ。
○ 俺は騙されんかったよ,ってえらそうに言ってるけどそんなんばらしていいの。
● (手を口にあてて)いや,ここだけの話やで(「カトちゃんペ」のポーズ)。
○ どこに手をあてとんねん。
● あ,ここやった(口に)。
○ もう手遅れやわ。みんな聞いとるわ。
お前そんなしょーもないこと言っとらんと,せっかくの二人の晴れ舞台やねんからお前からなんかプレゼントとかないんかいな。
● あ,プレゼントな。そんな,すぐに思いつかへんけど・・・じゃ,これをあげよう。
○ 何やねんな。
● 今日の漫才の台本や。
○ いらんやろ。あ,なるほど。これを枕の下に入れて寝たら僕らの漫才みたいに,二人の結婚生活も笑いが絶えないということね。
● そういうこっちゃ。でも,今日の漫才、もうひとつ笑いが起こってないから,枕の下に入れて寝たら逆にやばいかもね。さっきのくだりで、あの人とかジグリビーってなんやねんって感じやもんね。(後方を指で指す)
○ 指を差すな。あれは(新郎)のお父さんやろ。名指しはやめい。それに台本は,使わへんがな。
● 使うやろ。
○ いつ使うねん。
● おれの結婚式のときに君と(新郎)くんに漫才してもらうから,そのときの参考に使ってもらったらええよ。
○ ほんじゃ,ますます使わんがな。君の結婚なんて遠い先の話やろ。
● わからんで。新婦側の友人からあとで漫才おもしろかったです、ライン交換してくださいとか言われるかもしれへんやろ。
○ いや,ないやろ。
● なんでないねんな,逆に。逆に聞きたい。じゃあ,もし誰ともライン交換できへんかったらお前があそこでジグリビーの形態模写せえよ。
○ なんでそんな恥ずかしいことせなあかんねん。
● じゃあ明日から(新郎)くんと一緒にちょびひげにせえ。
○ いやや。第一ちょびひげなんか,あらへんがな。
● 大丈夫やて。
○ ないがな。
● いや大丈夫やて
○ なんで大丈夫やっていえるんや。
● さっきそこのスーパーでちょびひげのおもちゃ本気で買い占めたから。
○ もうええわ。
●○ どうもありがとうございました。
今回は、以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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