親子で学ぶ大切なお金の話|「お金を稼ぐこと」はそんなに悪いこと?

※アフィリエイト広告を利用しています
お金の勉強
この記事は約7分で読めます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ご挨拶

みなさん、どうも。かず~むです。

3人の子供の親をしながら平凡なサラリーマンとして今日も社会の荒波にのまれています。

そちらは、いかがお過ごしでしょうか。

このたび、我が家では、電子書籍(kindle版)を出版しました!その書籍がこちらです!

Amazon.co.jp

勤労感謝の日に我が家で行った家庭内起業(ごっこ)の模様をまとめたシンプルなものになっていますので、参考にどうぞ♪

この記事を読めば→「お金を稼ぐことが悪いことかどうか」が分かる!

さて、本題です。先日、ある海外有名人が多額の寄付をしたというニュースがありました。日本でも、たまにお金持ちの人が寄付をしたことや高額納税者となったことが報道されます。

そのたびに、SNSは炎上します。批判的なコメントをする人がとても多いです。

SNS界隈ではなくても、毎年、高額納税者が発表されたり、誰かの高額な年収の発表などがあるたびに、たくさんお金を稼いでいる人に向かって「あいつは、悪い奴だ」とか「きっと犯罪をしているに違いない」とか「なんか怪しいことをしているに違いないとか」「どうせ汚いお金でしょ」などの否定的やネガティブな感想を持つようです。

そこで、今回のテーマは「お金をたくさん稼ぐって悪いことか?」です。白黒はっきり付けたいと思います。

まず、お金って何だっけ?

そもそも、お金とは単なる「道具」です。つまりハサミや文房具のようなものです。それ自体に良いも悪いもないはずで無色というか中立です。

良い悪いがあるとすれば、それは、お金自体が悪いのではなくて、単に使い方が悪いということになります。

ということは「汚い金」というものは存在しないということですね。実際にも入手手段などはお金には書かれていません。

「稼ぐ」ってどういうこと?

次に、そもそも「稼ぐ」とはどういうことなんでしょうか。

私たちは、学校教育の中で、「勉強して、できるだけ大きな安定した会社に就職しなさい。」と繰り返し呪文のような言葉を浴びせられてきました。(→ちなみに、中学生のときの私の夢は「いい会社に就職する」ってことでしたw)。

学校だけでなく、周りの大人がみんなそう言っていました。

「労働以外に稼ぐ選択肢はないんだぞ、それ以外は、なんか怪しいからやめときなさい」

そして、行きたい行きたくないに関わらず、会社に行き仕事をして定刻に退社する、それこそが社会人だと。だから学校でもその練習として、定刻に登下校してみんなと同じ授業を受けることになってているんだと説明してくれました。

「稼ぐ」=「我慢の対価」ではない?

そして、いつの間にか、まんまと、いろいろ我慢して仕事をし給料を貰うことこそが「稼ぐ」唯一の方法だと信じ込まされてきました。

でも、何やらおかしいことに、ようやく気が付きました。

例えば、自分の年収の100倍の人は、自分よりも100倍時間があるわけではありません。同じ人間のはずです。

それに世の中には、1分で、100万円の商品を売って利益を出す人もいれば、数か月かかって100万円を手にする人もいる。いろいろ犠牲にして一生懸命働いても1年経っても100万円を稼げない人もいる。

つまり、稼ぐことは我慢や犠牲の量には比例しない。だから「こんなに一生懸命頑張っているのにどうして稼げないんだ~」と嘆いている人は、少しポイントがズレているかもしれません。

「稼ぐ」=「価値の対価」

そもそもお金は、何かと交換するための道具です。例えば、お金を食べてもおいしくはないけど、お好み焼きと交換すれば、お腹も満たされます。

ということは、「稼ぐ」場面では、お金が手に入るので、何かを相手に渡しているということになります。

それは「価値」です。美味しいお好み焼きという価値を提供してくれた御礼にお金を提供しているという構造になっています。

分かりやすい例としてこんな例があります。無人島に2人の大人がいて、大人Aは100円持っています。大人Bは何も持っていません。周りには、流木と石ころ(ほぼ無価値)のものしかありません。この島の財産は、100円です。

ここで、大人Bが、流木と石ころを使って素晴らしい彫刻の作品を作ったとします。あまりに素晴らしいので、大人Aが気に入って100円で買ったとします。

この島の財産は、100円+素晴らしい彫刻作品となっています。つまり、大人Bは100円稼いだ時に、彫刻作品という価値を生んでいるということになります。

つまり、「稼ぐ」(=お金を手にする)というのは、何かを提供して、その価値分の「お金」を得ている行為だといえます。稼いでいる人というのは、一般的に何らかの価値を生んでいる人ということになります。

そして、その価値は、相手のニーズに応えるものであって、それを提供することにことにより、相手が喜ぶ、感謝するものということになります。それを具体的に示したものが「お金」ということになるようです。

たくさんの価値を生んでそれを提供して、相手に感謝され、その具体的なものとして「お金」を得る。この行動は、そんなにたたかれるようなことなんでしょうか。

自分で価値を生み出し、提供して、相手に感謝され、その具体化として「お金」をもらうという行動のどこにも批判される要素は含まれていないように思います。

高額納税者に対する批判や多額の寄付をした人に対する批判

また、高額納税者に対する批判も同じです。

統計によれば、高額納税者上位4パーセントの支払う所得税額は全体の50パーセントを占めているとのことです。つまり、上位4パーセントの人だけで所得税税収の約半分を支えてくれています。

ただでさえ、日本は、あまり調子が良くないと言われ、税収も落ち込んできている中で、頑張って価値を提供した人たちが税金を納めてくれて、日本を支えてくれているということです。

私が毎日歩いている道路は、私の税金ではなく、ほとんどは高額納税者が支払った税金によるかもしれません。

また、多額の寄付をしている人に向かって「偽善者だ」「売名だ」と叫ぶ人(つぶやく)もいます。

例えば、コーラを買おうかと手に取ったところで、「止めとけ、ここは烏龍茶だろ」と見知らぬ人に言われてるようなものです。自分の稼いだお金の使い道について他人からいろいろ言われても「ほっとけよ!」の世界ですよね。

高額納税者や多額の寄付をしている人の全てが悪と決めつけ批判することは、大きくズレてしまっているということが分かります。

【結論】→お金をたくさん稼ぐことは全然悪くない!むしろ良いこと!

いかがでしたでしょうか。

「お金を稼ぐ」ことは、相手方に価値を提供する行動で、その価値というのを具体的言えば、相手のニーズに応えるものであって、それを提供することにことにより、相手が喜んだり、感謝したりする。それを具体的に示したものが「お金」ということになるようです。

ということは、「お金」をたくさん稼ぐことは、悪くなくてむしろ価値を生んでいるから良いことだったんですね。

そして、お金を稼ぎたいと思うのなら、自分はどんな価値を提供できるのかを考えた方がよさそうですね。

【ここからがおまけ】

では、どうやって子供に伝えるか?我が家バージョンです。所要時間は5分くらい。よかったらに試してみてください。

用意するもの

  • ペン
  • 100円玉
  1. まず、子供に紙とペンを渡し、100円玉は自分が持っておく。
  2. ここは無人島で、2人しかいないという設定で、今手元に何があるか確認する(「紙」「ペン」「100円玉」)。
  3. 絵を書いてくれたら100円上げるので、絵を書いて100円稼ぐように伝える。
  4. 子供に「絵」(例えば、花の絵)を描かせる。
  5. 子供から「絵」を渡されたら「ありがとう」と言って100円を渡す。
  6. もう1度ここは無人島だという設定を思い出させて、今手元に何があるか確認す(「ペン」「100円玉」「子供が書いた絵」「ありがとうという気持ち」)
  7. 子供は、絵を書いたことで100円稼げて100円玉を手に入れることができた。自分は、子供のかわいい絵を感謝の心を手に入れたことを確認する。
  8. 子供が稼いでくれたおかげで、無人島にある価値は、はじめと比べて大きくなったと説明する。
  9. 今回の説明を自分の言葉でする。

以上で~す。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

今回、参考にさせていただいたものは以下のとおりです。詳細をお知りになりたい方は、チェックしてみてください。

楽天:本当の自由を手に入れる お金の大学 [ 両@リベ大学長 ]

amazon:本当の自由を手に入れるお金の大学

このカテゴリーの他の記事はこちらからどうぞ!

お金の勉強(親子編も)

このカテゴリーでは、学校や社会で教えてくれない、だけど生きていくために必ず必要な「お金」のことについて記事にしています。親子で楽しく学べる「おまけ」も記事にしています。

コメント