ハイプ・サイクルとは?|テクノロジーの登場後の動きが視覚的に!

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「ハイプ・サイクル」という言葉を知っていますか

新しい技術が誕生した時には、最初はなんだそれ?から始まって、なんだかワクワクして、「こんなこともできるんじゃないか?」とか「こんなに便利になるんじゃないか」と期待しますよね。

その後、「なんだ!実用化するのには、コストがこんなにかかるのか」と少し幻滅したり、そしてそれを実用化してくれる人がいたりするという流れをたどることが多いです。

新しい技術が浸透していく流れというものがあります。その流れを視覚化したものをハイプサイクルというそうです。実際のハイプ・サイクルは以下のとおりです(出典:ガートナー社)

「ハイプ・サイクル」を知るメリット

では、このハイプ・サイクルを知るメリットとしては、どのようなことが挙げられるのでしょうか。

新たに登場した技術が出てきた後、人々はその技術の可能性に大きな期待を寄せます。その時に、それが、その期待の中身が、誇張(ハイプ)なのか実用化が可能な現実的なものなのか、を見分けることができます。

そんな疑問を解決するヒントとして、アメリカのIT分野の中心とした調査・助言会社のガートナー社が、新しい技術の実用化までの人々の期待度の高低の流れを視覚で分かるようにしようということで作成しました。

実際の活用例としては、例えば、「新しい技術に投資しようと思っている会社や投資家の方が、どのタイミングで回収したらいいのか」という場面で役立つというようなことが考えられます。

投資は、安く買い高く売るが基本になりますので、安い時期=みんながそれほど期待していないときに仕込むのが鉄則です。

ということは、この表を見て、期待度が落ちているときを狙って投資をするという風に考えることもできます。

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ハイプ・サイクルの5つの段階

各ハイプ・サイクルは、5つの段階から成り立っているとされています。

黎明期

まさに新しい技術が誕生した段階です。この段階では、マスコミなどの報道によって、大きな注目が集まります。

ただ、この段階では、まだ実用化ができるのかどうか分からないため、製品の形にはなっていません。

「過度な期待」のピーク期

マスコミなどによる報道などを受けて、いわば期待感が煽られている時期です。

サクセスストーリーが紹介されることがありますが、まだ実用化できていない技術のため、その裏には無数の失敗が存在している時期です。

そのため、この段階で投資をする人や企業もあるようですが、不確実性が高いためリスクが大きく、それほど多くはないようです。

幻滅期

ここが面白いところです。過度な期待の裏返しで幻滅する時期が来るとされています。

なかなか実用化することができないため、自分の生活などから程遠いものなどとされて、人々の関心や期待は薄れ、新しい技術を開発した人や企業は、なくなってしまうか、実用化に向けた技術の応用をするかを迫られることになります。

そして、早期採用者の満足のいくように自社製品を製造したりした場合に次のステップに進めることができます。

啓発期

幻滅期で製造した新しい製品が、どのようなメリットをもたらすのかを示す具体的な事例が増え始め、理解が広まります。

そして、それを広告したり営業したりして、人々の間に徐々に浸透していく時期です。

生産性の安定期

人々の間に徐々に浸透していくと、それだけ製品などを安定して供給していく必要があります。

さまざまな人や企業が新しい技術が搭載された製品を使用することになり、新しい技術を実感する時期が来ます。

今話題のあのキーワードはどのあたり?

もう1度、ハイプサイクルをご覧ください。

最近、話題になっているキーワードがどのあたりにあるのかというのを見ると面白いです。

例えば、NFTを見てみましょう。NFTって何という方は、先にこちらの記事をご覧ください。

NFTについては、当初大金で売買されるなど盛り上がりを見せましたが、いまでは取引高も減少しているようです。まさに「過度な期待のピーク期が過ぎた」と見れますね。

でも、この後、しばらくして、実用化が進めば、日常生活の中にNFTが入っている可能性は十分ありえるということです。

一方、最近聞くことが多くなったWeb3はどうでしょうか。(Web3.0て何?という方はこちらの記事をどうぞ)

Web3で既存の世界が変わるんだという人なんかもいます。しかし、今は、新しい考え方や技術に対して、過度な期待を寄せているだけかもしれません。

先ほどのNFTのように盛り下がる時期が来るかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

随時(年1回)更新されるそうなので、時々参考にするのもいいんじゃないでしょうか。

人々の期待度という抽象的なものをグラフ化することに信ぴょう性はないんじゃないかという批判もあるようですが、筆者は、なんとなくざっくり人々の感情を表すとハイプ・サイクルのようになるんじゃないのかなと思います。

そして、なんだか恋愛に似ているかも(笑)

ハイプ・サイクルのように抽象的なものを視覚で具体的に認識することには、大きなメリットはありますね。

おまけ

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